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2017/02/27 | ビジネス | 277view

ベトナムオフショア 品質改善のすすめ Vol.1 中小規模案件におけるV字モデルの課題

年々進むグローバル化とともに、ITのアウトソーシングが開発コストを大幅に削減する開発手方として最も注目されています。

一方で、言語の壁や感覚の違いにより、品質が低く、手戻りが多いことに不安を感じるという声もよくききます。

我々が長年日本とベトナム間のオフショア開発を経験してきた中で、学んだことを生かし、皆さまに還元できればと考えています。

今回はベトナムオフショアにおける、中小規模案件の品質改善方法について、紹介したいと思います。

開発プロセス V字モデル


開発プロセスと言えば、V字モデルを思い浮かべる方が多いかと存じます。V字モデルはソフトウェアプロセスにおける開発工程とテスト工程の対応関係をV字型に整理したプロセスモデルのことで、2005年からソフトウェア開発に標準として採用されています。
商品の品質を確保できることがメリットとして挙げられますが、デメリットとして要求分析からテストステップまで順序正しく各工程を実行しなければならず、後戻りして、修正ということが難しいことが挙げられます。

一方で、中小規模の案件の特徴ですが最初から要件が完璧であるケースは少ないです。発注側も人手不足の為、要件定義や設計を詰めることができず結果、実現したいことを開発側に伝えきれないことが多いのです。
それにより、開発期間中の仕様書変更が頻繁に発生し、影響範囲を全て把握できないまま、納品時の受け入れテストの徹底もなされないケースがよくあります。
納期に余裕があり、予算が潤沢にある案件であれば、体制にも余裕ができ柔軟に仕様変更対応することもできますが・・・そうでないケースが多いです。

結果、V字モデルだと、要件書が固まらず開発中にバキバキ仕様を変更する中小規模案件は、あらゆる問題を生んでしまうのです。

では、どうすれば良いのでしょう。

次回は、その解決方法として、我々が取り入れている開発プロセスの解説 をいたします。

ファム ミンフン

投稿者:ファム ミンフン

1987年生まれ。2006年から来日し、筑波大学・情報科学類の卒業生で専門が画像処理です。
2012年から2016年まで日本企業又はベトナムオフショア企業で従事、SE、 BrSe、 PMなど様々な仕事を担当しました。長年の経験を生かして、2016年1月に取締役副社長として、仲間と株式会社DEHAベトナムを立ち上げました。

今後も日本市場に貢献したいと考えており、2017年1月から東京で日本法人株式会社DEHA SOLUTIONSを設立しました。

高校生の時に初めて、パソコンに出会って、色々なご縁があって、現在に至ってもIT業界で活躍している自分は10年以上日本で日本教育と日本文化を受けて育ちました。

私を育ててくれたのは周りにいた先生や友人、お客様であり、色々な知識を身につけられて、日本とベトナムを股にかけて仕事ができているのも、今までお世話になった人たちのお陰です。

私自身も日本に恩を感じていますし、自分と同じ年代、同じ経験を過ごしたベトナム人の分も、微力ながらも日本への恩返しができれば幸いです。

そして、自分の過去の境遇を活かしてベトナムと日本の架け橋になるような仕事がしたいと思うようになり、その使命感から、この会社を作ることを決意しました。

日本とベトナムの架け橋になるためにできることを考えた結果、まずはベトナムの良い人材を日本に紹介したり、日本のIT業界に参加させたりすることにしたのです。
自分の進む道は困難かもしれませんが、多くの皆様方のご支援とご協力で、いつかきっと勝利する日が来ることを信じています。