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2017/01/31 | デザイン | 410view

【アパレル商材・ファッションブランド】広告アプローチ手法のキーワード

広告や販促物を制作する場合、その企業やブランドの業態によってアプローチの仕方も異なります。ここではアパレルブランドの広告・販促物について少しお話をさせて頂きます。

通常は強みからの逆算によるアプローチ

広告・販促物を制作する場合、通常は使われる場面や商品の持つ強みから逆算し、いかにその商品を使ってもらうかを説得力のあるデザインに落とし込んでいくのが主流です。

・どういうときに使うと便利なのか
・こんな困りごとに役立つ
・他の商品にはない特徴

ということを盛り込み、「メリット」が伝わりやすいデザインを考えます。



アパレルのデザインキーワードは「世界観」と「共感」

一方でアパレルブランドの広告・販促物のデザインの場合、メリットや製品の機能性、こだわりを見せるよりも先に、ブランド全体が持つ世界観を伝えることがデザインの中心となります。
ターゲットとなる消費者に、いかに「自分の領域」だと共感してもらうかがポイントです。
そのためには、ブランドの世界観とターゲットの理想像が交錯するエレメントをビジュアルやコピーで表現することが重要となります。
もちろん、商品の機能性を訴求することがターゲットの気持ちを掴むことに繋がることもありますが、「世界観を伝えて共感を生み出す」デザインでのアプローチが基本です。



だからこそ発注の際はデザイナーとの世界観の共有が必須

アパレル業界の広報担当の方が広告・販促物を発注される際には、ターゲットと価格帯、ブランドが持つ想いや世界観、商品を身につけて欲しいシチュエーションをデザイナーと共有できる状態までコミュニケーションを深めることが重要だと思います。



まとめ:アパレルに見る「利便性<世界観の創造」は他業界にも!?

アパレルブランドの広告・販促デザインで基本となっているこの世界観を伝えて共感を生むデザインのアプローチ手法は、近頃一般商材にも波及しています。
大きな意味合いで「日々の生活=ファッション」という考え方が、浸透してきたからではないでしょうか。

利便性だけでは消費者が動かない時代。他分野においても、「共感」を生み出すデザインが求められているように感じます。

代表取締役  ブランドプロデューサー 高井 雅己

投稿者:代表取締役 ブランドプロデューサー 高井 雅己

1976年、大阪出身。学生時にマルセル・デュシャンの「泉」に感銘を受け、現代美術のアーティストを目指し、バウハウスの思想を継承した桑沢デザイン研究所に入学。モダンデザインを学ぶ。2001年 桑沢デザイン研究所卒業後、デザインプロダクションに入社。ハーゲンダッツ、千疋屋、東急ハンズなど企業・ブランドのCI、ショップのトータルプロデュース、イベントのアートディレクションなどを数多く手掛ける。また、カーデザインコンペにて [SUBARU 天神アクロス賞] を受賞。

2004年より、桑沢デザイン研究所にてタイポグラフィーの講師に就任。2005年、アートイベント「EFFECTS」を主催し、ライブペインティングを担当。アートユニットのクリエイターとして自身の作品も出展した作品展「EFFECTS ART WORKS」開催。

2006年に株式会社ビームスに入社。全国のBEAMSのアートディレクション、デザインを担当。新店舗、新レーベルのブランディングやVIに従事。
2009年、株式会社ドットゼロを設立。現在はブランドプロデューサーとして様々な企業、ブランドの企画や制作に携わる。