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2016/11/15 | ビジネス | 731view

静かに歩み寄る『ブランディングの終焉』への対策法

ビジネスや経済には
いつの時代も「振り子の法則」というものがあります。

あるのものが流行れば
その水面下には常に異を唱えるものが一定数存在し、
その割合が徐々に増えていき
あるタイミングでその数が一気に増幅し
真逆の価値観に触れるという論理の法則です。


業界における振り子

ファッションなどの流行はわかりやすいですよね。

短期間で流行りが循環するダイエットもそうです。

例えば、ある一定期間は、
食事(カロリー)コントロールやサプリといった
「楽して痩せる系」が流行りますが、
その水面下には「そんなもので痩せるわけがない」
という層が常に存在します。

流行りに乗っている人も
潜在的にはわかっているわけですが、
人間は「楽して得をしたい」生きものなので、
ついつい手を出してしまうんですね(笑)

そして一定期間が経ったその次には
ビリーズブートキャンプやライザップのような
短期集中型のハードなダイエットが流行り出します。

「やっぱりこっちだろう」

と。

ダイエット業界は基本この繰り返しで、
振り子のスピードや振れ幅は一定ではないものの、
この間をずっと触れているわけです。


ブランディングの前倒しによる弊害

現代の、テクニックに偏重した
間違ったマーケティング至上主義もそうです。

昔は、職人やデザイナーといった作り手が重宝される
”商品至上主義”だったものが
今や、いかに顧客と関係性を築くか、
心理誘導をするかに重点を置かれています。

商品のクオリティは二の次で、
マーケティングが上手いものが勝つというのが
現在のビジネスの実情です。


その間違ったマーケティングを加速しているのが、
いわゆる”ブランディングの前倒し”なんですね。


本来、ブランディングというのは、
クオリティの高い商品やサービスありきで
マーケティングを実施し
リピート客と良い関係性を築いていき
信用・信頼を獲得してできあがるものです。

つまり、商品価値とマーケティングの副産物が
ブランディングなわけです。

にも関わらず、
商品ではなく販売者の人柄やキャラで売るためや
商品を現物以上に良く見せるための方法論としての
”なんちゃって”ブランディングが蔓延っています。

そのため、

「思っていたのと違う」
「買わなければ良かった」

という消費者が増やし続ける結果になっています。

つまり、消費者は、何度も買い物に失敗し
ムダな消費をしてしまうことが多くなりました。

その結果、消費者は良くも悪くも賢くなり、
お金を使うことが減ってしまっていますよね。


ブランドの信憑性が薄れています。

レビューサイトの不信も増えてきています。

本当に良い商品だとわからないと買いたくない、
というのが今の消費者の実情なわけです。


新しいマーケティングの考え方

今までは、商品が良いのは当たり前で、
見せ方が勝負を決めるという状態でした。

しかし、別に商品は良くないのに
大げさに見せるマーケティングが主流になり
見せ方に惑わされる消費者は減ってきています。

なので、これからは、
見せ方が上手いのは当たり前で、
じゃぁ、商品のクオリティはどうなの?
という状態にどんどん振り子が振れていきます。


そのため、箇条なブランディング施策や
商品の輪郭が見えないようなプロモーションは
どんどん廃れていきます。

それよりも、どうやってネタバレさせるか、
どうやって商品やサービスに触れてもらうかが、
新しいマーケティングの形になっていきます。


あなたが今やっていることは
ブランディングの前倒しになっていませんか?

商品のクオリティは大丈夫でしょうか?


スベらないビジネス戦略のために

そういえば、
アメリカの政治も振り子が触れましたね。

国民は平和は求めていますが、
耳障りの良いだけで変化のない
キレイゴトの政治は求めていなかったわけです。

ドナルド・トランプは強烈なオピニオンを示したことで
潜在層が抱える不満を代弁をし
力づくで振り子を逆に降りましたよね(笑)

明確でインパクトのある商品を見せることで
短期間で自身をブランディングしました。

かなりの短期間で、国民に、
「この人に大統領になってほしい」と思わせたのは
凄まじい戦略です。

まぁ、これからの商品(政策)のクオリティ次第で
どうなるかわわかりませんが。


この「振り子の法則」を知っておくと
日頃のニュースを見ているだけでも
振り子が逆に触れる時期が予測ができてしまいます。

そうすると、ビジネス戦略でスべるということは
ほぼほぼ無くなります。


今まさに次の一手を考えているという経営者は
今の流れで突き進むのではなく
未来を予測して施策を打ってみてはいかがでしょうか?