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2016/11/29 | デザイン | 345view

デザイナーがワークショップを学ぶ理由

近年、高性能のパソコンとデザインアプリケーションが安価で手に入ることで、誰でもデザインを始めることが可能となりました。更に「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサービスの登場は、デザイン業への参入障壁を下げています。

一方、デザイン思考という「デザイナーの感性と手法を用いた創造的な問題解決の方法論」の普及は、様々な業態・業種・職級で働く人々がデザインに関わる機会を与えてくれました。いま、デザイナーの専門性は「技術」と「思考」の両面から大きく変わっています。現場にいるとデザイナーの専門性とは何かを問われている機会を多く感じます。

今までの専門性に加えて更なる、デザイナーの新たなる専門性とはどういったものなのか?その糸口のひとつに近年増加傾向にある協力・共同作業を前提にした施設にあると考えています。例えば、大阪の「ナレッジキャピタル」、千葉の「KOIL」、神奈川の「RICOH Future House」です。これらの施設は、企業・行政・大学などの組織が持つ技術やアイデアを相互的に組み合わせ、革新的な価値創出によって問題解決を試みる「場」です。注目すべき点は価値創出の精度や品質は「場」の持つ創造性により大きく左右されるという点です。私はここにもデザイナーの新たな専門性があるのではないかと期待しています。

つまり、デザイナーが「対話の場づくり」という専門性を取り入れることで、デザイナー以外の人がデザインプロセスに参加することを可能とします。その参加方法のひとつにワークショップがあるのです。ワークショップがデザインプロセスとノンデザイナーを結ぶ架け橋となるのです。

そんなワークショップに昨年注目し、青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラムプログラムを受講しました。このワークショップデザイナー育成プログラムは、昨年のグッドデザイン賞特別賞「未来づくりデザイン賞」を受賞し、更に文部科学大臣認定「職業実践力育成プログラム」(BP)の認定を受けました。良いタイミングで受講できたなとつくづく思います。

今後、ワークショップを使いながら行政が抱えるの社会問題に取り組んだり、今まで以上にデザイナー以外の人をデザインプロセスに巻き込んでいくようなワークショップを考えています。

株式会社トライアンドは、企画段階から最終成果物を描き、対話とワークショップを通して、クライアントやユーザーとの共創による、サービス・製品に関する「新規事業支援・制作支援」業務を得意とする。また、ワークショップ単体の企画・実施も承っております。