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2015.10.26 | boom

NYC Creative Report [Hallowe'en]

NYC Hallowe'en × BTL
ここ数年、東京の渋谷を中心に各都市の歓楽街で、コスプレイヤー達によるコスプレサミットの場と化してしまっているHallowe'en。 10 月31 日、渋谷のスクランブル交差点の惨状がSNS や動画サイトを通じて、世界中の人に伝わってしまっている。
「Hallowe'enは、もっとCreativeな場所であるべきではないか」と疑問をった編集部は、特派員をNew York派遣し調べることにした。




日 本人は、欧米の宗教的なイベントがとても好きな人種として世界的にも有名。Christmas、Hallowe'en、最近ではEaster(復活祭)ま でも、本来の意味とは違った楽しみ方で盛り上がる。それらの動きが経済の活性化に繋がるのは、とても素晴らしいこと。でも、そのイベントの意味を深く理解 したなら、少し違った行動になるのではないだろうか。

昨年の10月31日深夜0時、ドイツ人の仲間と一緒に仕事をこなし、彼をホテルま で車で送る最中、渋谷の道玄坂はコスプレイベントの真っ只中。車のボンネットをタタキながら走り去る露出過多のセーラー服姿の男性グループ、ボーリングの ピンのボディースーツで右手にはシャンパン、左手には笛を手にとり大声でナンパを繰り返すグループ。

「クレイジーだね...東京は、大丈夫?」と怪訝な表情のドイツ人。彼は言った「Hallowe'enの仮装は、悪霊を追い払うためにするものだよね?!日本人は、ハロウィンじゃなくて仮装大会をしたいだけなのかい?」


そんな、Hallowe'en。 本場New Yorker達にとってHallowe'enは、大切な節目の日。数十年も続く仮装した老若男女が街をパレードするイベントはかなり壮大であまりにも有名。世界最大級のHallowe'enイベント(https://www.halloween-nyc.com/)になっているそうだ。

happyhalloween.jpg
所狭しとならべられたポストカード。
長年にわたり培われたHallowe'enへのCreative活動のなせるわざだ。



取材で歩いたNew Yorkの街は10月中旬ということもあって、随所でカボチャや飴、チョコレートなどがたくさん入った袋が山のように積まれて売り出されている。


jackolantern.jpg
いわゆるかぼちゃの魔除けですね。
New Yorker達の家庭ではナイフでくり抜き、目鼻口をつけて中にローソクを立てて飾る。



中でも観光客や、若い恋人達から人気があるCHELSEA MARKET(http://www.chelseamarket.com/)の装飾のセンスは、とてもクリエイティブ。もともとお菓子工場だった建物を改装してオープンしたショッピングモールということもあって、いまでもその面影が残る壁や扉が、Hallowe'enの演出を引き立たせている。

Hallowe'enのイベントを盛り上げようと、New Yorkerたちも買いだしに来ているようで、彼らに導かれるように入ったEleni's(http://elenis.com/)のアイシングクッキーが可愛すぎて、びっくり。こういうセンスはイベントの意味を理解していない日本人には、なかなか真似が出来ないことかもしれない。

elenis.jpg
ともかくかわいい。色とりどりのcupcakeとcookieがいっぱいあるお店。
Chelsea marketに遊びにいくなら必ず立ち寄りたい。明るく楽しい店員たちも素敵。



本場のHallowe'enはTrick or treatであって、コスプレサミットではない。
今年こそは、解き放たれた若者たちにも、分別をわきまえてHallowe'enを理解し、その本質をCreativeに楽しんでもらいたいと思う。