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2016.01.13 | boom

“パーソナルスタイリスト” なお仕事

Personal stylist:レイラ × BTL
ファッションは、クリエイティブ力を引き上げるための1つのツールであると考えた編集部は、トップブランドのオートクチュールを知り尽くしたパーソナルスタイリスト、レイラさんへ取材を試みた。今後、多様化を求められる日本人は世界から個性を生かしたファッションスタイルが問われることになるだろう。

Personal stylist:レイラ
フランス出身。ファッション専門大学(Paul Poiret)オートクチュール学校卒業。
学生時代にディオールでインターシップ後、専門大学卒業後はイヴサンローランでアシスタント営業(個人向け営業)。
1998年フリーランス独立。2000年出産、現在は多数のクライアントのファッションアドバイザーを続けている。




 

 ファッショニスタが熱い
ここ最近、円安や政府の外国人観光客誘致活動による影響があり、東京都内を始め各所で外国人観光客を見かける機会も増えてきた。日本でしか見ることが出来ない文化遺産などの観光だけに留まらず、東京都内の特に表参道・青山・銀座周辺では、世界中のファッショニスタがブランド巡りをしている光景を目にする。ファッショニスタで賑わう要因として、表参道を中心にハイブランドの路面店オープンがこの数年続いているからだ。

 ーソナルスタイリストとはどんなお仕事?
そんなとてもきらびやかで憧れのブランドを身にまといたいと思いながら過ごしているファッショニスタが多い中、専門のスタイリストを付けてTPOに応じた自分に似合うスタイリングを自分のためだけにコーディネートしてくれる職業を持つ人がいる。それが「パーソナルスタイリスト」。

なかなか日本では聞き慣れない職業だが、経営者や会社の重役クラスで、パーソナルスタイリストを起用する場面も増えてきている。今回、フランス出身でトップブランドのオートクチュールでのスタイリスト経験があり、現在日本でパーソナルスタイリストとして活動を行っているレイラさんへ、日本と海外のファッション感覚の違いや、パーソナルスタイリストについての取材をさせていただいた。



ートクチュールの世界
戦前、いわゆるトップブランドには「オートクチュール」といわれる高級な仕立てや縫製を行って作る「特注の仕立て服」を販売するメゾンが多くあった。しかし戦後、時代と共にその市場マーケットは減少し、特別なイベントやパーティーでのみの発注がメインとなる。

毎年1月と8月はコレクションが主要都市で開催されるが、最近では化粧品会社がコレクションをスポンサードするというシーンも出てきている。オートクチュールだけでは採算が取れにくい業界となっており、各ブランドはパフュームを販売するスタイルが定着してきているのが今のファッション業界なのだ。

そのようなファッション業界の中で、オートクチュールのエキスパートであり、オートクチュールのスタイリストをやっていたレイラさんは、彼女の存在が口コミで拡がり、主にプリンセスからのスタイリングオーダーが多いのだとか。


 

本と海外のファッション文化の違い
では、日本と海外のファッション文化の違いはあるのだろうか。

「日本のオートクチュールのお客様は、ひとつのブランドのみを愛する傾向がありますね。趣向としては、コンサバティブな雰囲気でクラッシックな魅せ方を好む方が多い。一方、海外、特にパリの方たちは、ダイナミック且つ派手で、好みの回転がとても早いのが特徴です。」

まだまだ、ファッションの世界は奥深く、今回はほんの少しだけの紹介ではあるが、今後多様性を求められる日本にとって、ファッションももっと個性を活かせる時代へと変化して行っても良いのかもしれない。