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2016.11.28 | tieup

映画監督 細田守の世界



差別化として「アニメ映画」の発信

開催回数を重ねる中で、映画祭の内容自体に変化してきていることはあるのか。

都島氏「この3、4年の特徴ですが、アニメ作品を強調する動きがあります。今年は映画監督である細田守氏の20年にわたる創作の中から、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』をはじめ、過去作品の上映も予定しています。海外との差別化をしていくためにも、日本の強いコンテンツとしてアニメを意識的に選んでいます。選定基準は、世界に発信していく力を持ち、日本では広く認知されているが、海外ではまだ認知が低くもっと認知を高めていきたい監督や作品を特集しています」


編集部の視点

今回の取材を通して、東京国際映画祭は日本国内向けだけではなく海外に向けて日本の映画コンテンツをどのようにオリジナル性を持って発信していくべきか、また、それらがビジネス的に成立出来るようトライを繰り返していることが分かった。映画祭のオープニングの目玉であるレッドカーペットでは、開催時期とプロモーション時期が重なるタイミングの目玉作品と俳優陣をいかにして揃えられるかで注目度が変わってくる。逆に海外へ発信するコンテンツの一つとして日本のオリジナリティが際立ちインパクトを残せるアニメ映画の選定に力を注ぐ。そして、いずれも簡単なことではない取り組みを本質的に理解し、世の中へしっかりと届け国際的な文化交流の質を向上させるために私達メディアとしての力量も試されているように思う。