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2015.08.31 | tieup

Ⅴ. ザ・空間

オフィスや店舗など、空間をブランディングしていくのは、それ単体で考えるのではなく、全てのデザインを統一していく必要がある。前頁などで紹介し ている、ロゴやWEBサイトなどと空間をリンクすることで、見た印象そのままで来訪者を安心させることができ、ギャップイメージを持たれない。結果的にイ メージを損なわないブランディングが可能。来訪者の目につく最初の場所は「エントランス」になるので、エントランス空間に拘ることは空間ブランディングの 第一歩と言われている。そして、一度来店されたユーザーを再来店、そしてリピーター客として囲い込んで行くには、スタッフの接客対応能力をも空間の一つで あり、空間が与える印象や居心地の良さがとても重要。空間をどのような導線でユーザー対応をしていくのかと、ユーザーの心理的行動をよく考慮したうえで、 ブランディングを考えることが必要だ。

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WEBサイトで見た印象のままエントランスへ誘導

dico.jpgDIRECTION ▶ ガラモンド 代表/帆前 好恵 氏 ブランドマネージャー/岡田 陽子 氏

①しっかりとしたコンセプトを ヴィジュアルで反映
サロンコンセプトは、「整体でもない、エステでもない、ちょうど良さ」。年配の方でもくつろぎやすい「オシャレ過ぎない空間」を意識した。

②狭いスペースを工夫して 快適さを魅せる
サロンなので、ある程度の非現実感・高級感が必要。そこに一番苦労した。「狭いスペースをどう工夫して、高級感を出すのか」を課題に試行錯誤した結果、快適な空間を作ることが出来た。


CLIENT ▶ カイロプラティックサロンdico. マネージャー/飛驒 悦子 氏

①ターゲットを意識した スペースブランディング
ターゲットは、身体の不調に悩む年配層の女性。オシャレすぎないことをコンセプトとしてスペースデザインを依頼。結果的に、こちらの理想としていたターゲットを取り込むことが出来た。

②違いを明確にする
カイロプラティックの中でも「ソフトカイロ」という痛くない施術をするサロン。柔らかい印象を持ってもらえるような雰囲気へ持って行った。



リピートを生み出す空間演出とトータルブランディング

リアルスペースのブランディングの特徴は、リピート顧客を生み出すことにある。口コミやリーフレット、WEBサイトを見て訪れた方のイメージとのマ イナスのギャップを無くし、ブランディングされた空間とともにサービス提供が行われることにより、プラスのギャップになり、リピート顧客を作る。そのため には、WEBサイトやロゴといったファーストブランディングと、リアルスペースと実際のサービスが生み出すセカンドブランディングが上手くリンクする必要 がある。だからこそ、店舗のオープンにおいては、単純にカッコいい空間デザインを作れば良い訳ではなく、提供されるサービス・コンセプト・WEBサイトや リーフレットなどの制作物などが、空間デザインとともにトータルブランディングされていなければならない。考え抜かれたトータルブランディングによって、 初回の集客からリピート顧客までを生み出しビジネスの発展へと繋がるのである。


■有限会社ガラモンド