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2016.05.27 | 突風で全ての人を巻き込む。

No Limit_「西川貴教」知能をインプットして 新しいコミュニティを創出してみる

BTL TOKYO編集長 兼 アーキテクト/倉本 麻衣

今回のBTL TOKYOでは一貫して「突風=西川貴教」としてストーリー展開してきたが、「台風の目は無風に近く晴天である」を体現するかのように、西川貴教自身は非常に穏やかでとても物静かな印象が残る取材であった。

ここでは、西川貴教から発せられた3つのポイントについて改めて考察していきたい。


1.コンセプト、軸を持つということ
言う以上に難しい「コンセプト、軸」を持つということ。これは、モノゴトを進めていく中で変化していくものだという理解で1つの指針と捉えることが大事だろう。最初に定めた軸は、絶対変更出来ないというものではない。


2.コミュニケーションの大切さ
コミュニケーションを図ることで、例え意見の相違があったとしても理解を深めることが出来る。そこにこそ信頼関係が生まれるのだろう。西川貴教のツイッターの考え方・向き合い方は、あらゆるシーンで参考となることが多い。


西川貴教は、音楽活動と同様に複数の広告出演やメディア出演もこなしている。ここからはBTL TOKYO編集部独自調査になるが、企業やメディアがSNSを採用することが一般化している中で、西川貴教へのメディア出演ブッキングオファーが多いと聞いた。特にSNSでの発信など、西川貴教へオーダーしなくても自らやってくれるというのが大きな理由のようだ。全体を俯瞰してみること、真っ直ぐに向き合うコミュニケーションの大切さがそれらに含まれている。


3.チームで成し遂げること

1つの案に対して、プラスの意見もマイナスの意見もぶつけることで、そこで新たな科学反応が発生し、イノベーションが起こる。クリエイティブ活動において個々人の力は小さいかもしれないが、様々な能力を持った人が集まり、意見交換などのかけあいが行われ進めることで、最高のクリエイティブが出来上がる。


これまでの流れを踏まえて「西川貴教HOT LIMIT銅像」をBTL TOKYOが実際に作ることを想定し、ストーリーを組み立ててみよう。


基本的なステップとしては、
⇒ 1.西川貴教をdoob-3d 渋谷店にて360度スキャンニング
⇒ 2.スキャンニングデータを3Dデータ化
⇒ 3.TechShop Tokyo(赤坂アークヒルズ内3F)にて銅像のプロトタイプを制作(検証を繰り返す)
⇒ 4.銅像として仕上げ、日本で一番風の強い場所に置いてみる(狙った場所に置けるかどうかは要交渉)



ここまではノーマルな銅像作りのステップである。更に、銅像を風の強い場所へ置いた時、そこで新たなコミュニティが出来るようにしたい。コミュニティが出来るには、銅像との会話やかけあいが必要ではないかと考えると、今何かと話題になっているAI(人工知能)の連携ではないだろうか。

そこでBTL TOKYOでは、突風に相応しいAI(人工知能)を見つけた。それは、FUJITSUが2015年11月に発表した「Human Centric AI Zinrai」だ。「Zinrai」とは「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」から来ているもので、「素早く激しい」「変化が激しい」ということから、沢山のデータを素早く処理する能力を持っている、というような意味合いでネーミングされたAIだ。まさに、風と雷の融合で出来る「チャットボット」。





単なる置物の銅像ではなく、その場所へ訪れた人とAI連動できる銅像にコミュニケーションが生まれることで、新たなコミュニティが出来上がる。これらの制作進行等は、SNSを中心にオープン化し、テクノロジーの共有、また不足するリソースに関しては、誰でも参加出来るような体制を作る。予算が必要になってくるが、クラウドファンディングやベンチャーキャピタルなどを利用するのはどうだろうか。「西川貴教HOT LIMITAI連動の銅像を作って、日本で一番風の強い場所へ置いてみた」になる。更にこれらを面白くするための要素をプラスしてくれる人が出てくることに期待したい。

【参考文献】
■ビジョナリー・カンパニー/時代を超える生存の原則 ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス
■OPEN DESIGN/参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」Bas van Abel,Lucas Evers,Roel Klaassen,Peter Troxler
■エンゲージド・リーダー/デジタル変革期の「戦略的につながる」技術 シャーリーン・リー
■ハーバードの人生を変える授業/タル・ベン・シャハー
■FORBS JAPAN 地方発「逆転のアイデア」33選より


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西川 貴教

西川 貴教

株式會社 突風/代表取締役社長。1970年9月19日生まれ。滋賀県出身。
1996年5月、西川貴教のソロプロジェクト「T.M.Revolution」としてシングル『独裁−monopolize−』でデビュー。キャッチーな楽曲、観る者を魅了する完成されたステージ、圧倒的なライブパフォーマンスに定評があり、『HIGH PRESSURE』『HOT LIMIT』『WHITE BREATH』『INVOKE』など大ヒット曲を連発する。故郷滋賀県から初代「滋賀ふるさと観光大使」に任命され、県初の大型野外ロックフェス「イナズマロック フェス」を主催、地方自治体の協力のもと、毎年滋賀県にて開催している。
http://www.toppu.jp