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2016.10.06 | セルフプロデュース力の磨き方 “はかセンス” エピソード20

#02_「はかセンス」エピソード20


14. テレビをつけて2秒で誰かわかる
目標に向かって鍛錬し、その目標を達成する。しかし同時に感じたもどかしさ
 
40歳でヴァイオリンを置きプレーヤーよりもプロデュースする側になると思っていたのですが、未だに演奏家がメインの仕事です。“テレビをつけて2秒で誰かわかる”そんなヴァイオリニストになるために打ち込んできたし、実現させました。ですが、若い時と比べて衰えていると気づいたのです。


15. だから一からレッスンを受ける
40歳手前でロンドンへ移住、ロンドンで手にしたモノ
 
プレーヤーとして続けるには、一からクラシックとテクニックを学び直す必要がありました。更に、音楽的なことで言うと自分の時間をつくるためにロンドンに居るというのもあります。例え練習時間が3時間であったとしても楽譜を見たり、ヴァイオリンと向き合う為の1日という時間が必要になるからです。日本でも出来るのじゃない?と言う人もいるかもしれませんが、そうすると創作活動ではない仕事を色々と入れちゃうのですよね。


16. 諦めることも覚えてきた
続けることで身につくこと、そして諦めること。継続は力なり
 
引き続き演奏者としてやっていくことを決めたのですが、この歳になり遊びも含めて諦めることも覚えてきました。例えば、朝まで飲んで次の日演奏という無茶はしなくなりました。舞台の上で良い音楽を奏でるためのリハーサルをきちんとするということを大事にしています。


17. どこを切っても葉加瀬太郎、「金太郎飴」のようなアルバム
それはまさに「葉加瀬太郎飴」であろう
 
ソロデビュー20周年で8月3日にリリースしたニューアルバム“JOY OF LIFE”は、20年積み重ねてきたバンドサウンドの集大成です。どこを切っても葉加瀬太郎。金太郎飴のようなアルバムが出来上がりました。これ以上のものを創れる自信もないので、次は全く違ったものにすると思います。


18. 「はかセンス」な舞台をつくる
「はかせんべい」 「はかせんす」に「葉加石鹸」、頓知の利いたグッズもまたオリジナリティに溢れ葉加瀬太郎らしさが光る
 
コンサートのグッズでジュリアナ時代を彷彿する“はかせんす”っていうのがありまして、ライブ中に振るのですよ。会場の全員が“はかせんす”を振っている舞台をつくりたいのです。9人のバンドマンが楽器を持たずはかせんすを持っているシーンで、どっかーんと一番盛り上がる感じ(笑)


19. インベーダーであること。あまのじゃく、染まらない方が楽
何かの枠に括られるのが嫌いと言う葉加瀬太郎。あまのじゃくっぷりを語る
 
以前、ヴァイオリニストじゃなく僕はアーティストだと言っている時もありました。またパーティーみたいなのが苦手で、ジャケットスタイルではなくラフな恰好で出かけたり。逆にカジュアルな場へはきっちりスーツで行ってみたり、結局は目立ちたいという気持ちが強いのとあまのじゃくなところがあります。


20. 音楽とは「最高の暇つぶし」
数々のインパクトある楽曲を世に出し、また演奏者としても個性的。音楽を極めるからこそ言えることとは
 
演奏するとこで言うと、あれほど気持ち良いものはないと思います。逆に何かを創る、クリエイトすることで言うと、いわゆる何かの作業をしている以外の時間はクリエイトする時間。寝ているときでさえ。それは、“最高の暇つぶし”であると言えますね。



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葉加瀬 太郎

葉加瀬 太郎

ヴァイオリニスト。1968 年 1 月 23 日 大阪府生まれ。1990 年、“KRYZLER & KOMPANY”のヴァイオリニストとしてデビュー。セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。1996 年、“KRYZLER & KOMPANY”解散後ソロ活動開始。2002 年、自身が音楽総監督を務めるレーベル“HATS”を設立。2007 年秋、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移し、膨大なクラシックスコアと日々格闘。2013 年には自身初となるドイツ・韓国・イギリス・アメリカの 4 か国を含むワールドツアー「TARO HAKASE World Tour 2013-JAPONISM -」を行い、独自の演奏スタイルとパフォーマンスで観客を魅了した。2014 年には、全都道府県を回るコンサートツアー「葉加瀬太郎 Best Acoustic Tour“エトピリカ”」(全 60 公演)を成功させる。 例年、春には「live image」、夏には恒例の野外イベント「情熱大陸スペシャルライブ」に出演し、様々なアーティストとのコラボレーシ ョンで話題を集めている。