2016/11/01 | デザイン | 2,918 view | 

ブランディングデザインに必要な3つのポイント


① ブランディングとデザインの関係

ブランディングをデザインする上で最も大きな問題は、ただ単にロゴや名刺、WEBなどのデザインをオシャレでカッコ良くしましたという表層的で短絡的な発想です。確かにデザインを美しく見せることは重要なのですがブランディングの成功にとってはそれだけでは不十分なのです。「デザインだけを変えたが何も変わらなかった」というケースは多く「ブランディングにおけるデザインの重要性」が求められているにも関わらずその効果を発揮していないのです。それは、言い換えればデザインが「ブランディングを妨げている」ことになっているとも言えます。センスに適うクオリティの高いデザインであれば、ブランドは多くの人の目に止まり認知され受け入れられやすいのです。視覚は情報の70%~80%を占めるといいますが、 その視覚の引力は、人との関係付けを成立させてくれる大切なタッチポイントなのです。つまりデザインから受けるビジュアル・イメージは極めて重要なのです。実は、デザインの「印象、イメージ」の奥底には目に見えない無形の価値があり、それこそがブランドの本質であり核となっているのです。

② デザインがブランディングを妨げる可能性

デザインがブランディングの妨げになる場合の理由は、デザインというよりもデザイナーにあるのかも知れません。なぜならば、多くのデザイナーは、クライアントからの依頼内容を言われたまま仕上げる仕事をしている人が多いだからです。ところが、クライアントである会社や商品をブランデイングするということは、ビジネスのあり方や、商品価値を深く知ることが必要不可欠なのです。ブランディングするためには、デザイナーはブランドのデザイン提案にあわせて、「モノ売り」から「コト売り」への「目的意識の変化」も含めて提案しなければなりません。すなわち、物質的欲求から精神的欲求に応えるようにするということが求められているのです。それが、ブランドをデザインするということなのです。こうした提案が出来ない、あるいはまったく理解していないデザイナーは少なくありません。そうした状況で受注した場合、クライアントも、デザイナーも、これから何の勝負になるのかを知らないため、ブランディングのためのデザインが、的を得るものになりません。せっかくのブランディングへの投資が、無駄になってしまいます。ブランディングへの認識(本質的理解)の低さが仇となってしまいます。

③ ブランディングでデザインが果たす役割

ブランディングのためのデザインとは、事業内容や、会社・経営者のなかに潜んでいるブランディング可能な目的意識(ブランドビジョン)を明確化する「考え方のデザイン」とその力に、クラッチのようにつながり、現実を動かせるようなロゴマークデザインを中心としたビジュアルコミュニケーションツールをデザインする「造形のデザイン」の2つの要素からなります。ただ単に「造形のデザイン」だけをしても、見た目はそれなりに格好はつきます。造形の質が高い場合、そのビジュアルイメージによって成果が出ることもあります。しかし、それでは「仏造って魂入れず」です。真に求めるものは得られません。「考え方のデザイン」はとても重要です。しかし、例えば、同じ品質、同じ価格、同じデザインの製品があっても、ブランドのロゴマーク(例えばアップル社)と、普通の会社のロゴマークが付いている場合、ブランドのロゴマークが付いた製品の方が、圧倒的に売れていきます。ブランドにおける「造形のデザイン」、特にロゴマークが素晴しいのは、一瞬で、ブランドの価値・魅力を伝える力、つまり販売力を宿すことができ、ブランディングにとって重要な要素だからです。それは「考え方のデザイン」があってこそ実現できるものですが、伝える知恵「造形のデザイン」が放つビジュアルメッセージとしての素晴らしさがあり、人の目を惹き付ける情動(美)として、形づくることができ、目に見える形となってこそ、ブランドが人の心のなかで動きはじめることができるからです。

【 詳細記事はこちらから 】
http://www.chibico.co.jp/blog/business/branding_design_development/



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