2017/02/15 | BOOM | 5view

フェイシャルCGと フェイシャルスキャンを比較

最新フェイシャルCG

「Saya」は新しいバーチャル女子高生
「Saya」というフルCGで作られた女子高生は一つのキャラクターを確立しながら、よりリアル感を高めている。さらに、動いて話せるSayaへ進化しつつある今、広告起用等のオファーも増えているという。改めてSayaのコンセプトと、そしてどんな世界観を創りあげようとしているのか産みの親である夫婦ユニットTELYUKAと、動きを実現するツークン研究所のフェイシャル担当 木下氏に取材を試みた。




「好きな先輩が振り返った時にする顔」

YUKA氏「Sayaは女性目線で女子高生を作り上げたかったんです。世の中、男性目線で表現された女子像が多くある中、それらを前向きに表現すると“夢が詰まってる系”で、もっとストレートに言うと“性の対象”のように見えることが多いかなと。なので女性ならではの視点から見た「kawaii」17歳を作り込みました。2016verのSayaの表情は『好きな先輩が振り返った時にする顔』なんです。先輩が目の前に居て振り返った時を想像し、女の子ならではの本能的に媚び方を分かっている表情。アヒル口で、嬉しさとドキドキを隠してはにかんだ感じです(笑)」


「フォトリアル」のその先へ

Sayaは、2015年10月にツイッターで公開されたことで「本物に見える」と話題になり、多くの人が知ることとなった。
YUKA氏「最近、よく耳にする“フォトリアル”ですが、私達はその先に行きたいなと思っています。本物の人間とは違うSaya独特の質感を好ましいと感じるところまで追求したい、また『見たことあるかも?』というような親近感や人に寄り添えるような優しさを表現出来ると良いなと考えているんです」


「CGキャラクター」としての生き方

Sayaは女子高生の設定だが、ずばり“年齢を重ねていく”のかどうか。
YUKA氏「今はまだ色々な設定を話し合っている段階ですが、彼女はヴァーチャルヒューマンなので年齢など人間と同じ設定は設けません、あくまでも新しい存在として作っていく予定です。目標はガッキーが出演されていたポッキーの宣伝の可愛さまで表現できる様にクオリティを上げていく事です」
また、キャラクターへ魂を入れる作業も本格的である。
木下氏「Sayaの動きはモーションキャプチャを使って役者の演技を反映させています。そのため、Sayaの印象には役者の個性が色濃く表れてくるんです。動かす=アニメーション(Animation)と言いますが、これは『魂』を意味するラテン語『anima(アニマ)』に由来しているので、Sayaに似合う魂をデザインしてあげることが重要ですね」


今春頃に「Saya」を開放

TERUYUKI氏「2017年春を目処に一旦、Sayaの制作は区切りをつける予定です。そこに向けて様々な動きの表現が出来るようにクオリティアップを続けています。今もいくつか広告系のお話を頂いているのですが、今春以降に対応していく予定で準備しています」
Sayaの制作で得たノウハウをもとに第2、第3のバーチャルヒューマンを作っていきたいと熱く語った。




石川晃之&石川友香/TELYUKA
2011年頃から、フリーランスの夫婦ユニット「TELYUKA(テルユカ)」として活動を開始。2人ともゼネラリストとして国内外のプロダクションからムービーの制作やキャラクター関連のアセット制作などに従事する傍ら、フォトリアルな自主制作作品「Saya」を制作。友香がディレクションを、晃之(てるゆき)が技術面をリードすることが多い。
http://www.telyuka.com/
http://www.logoscope.co.jp/jp/projects/ virtual-human-projects

木下紘/東映株式会社
デジタルセンター ツークン研究所
フェイシャルキャプチャ スペシャリスト
役者の表情を撮影しCGキャラクターへ反映するフェイシャルキャプチャ技術を持ったスペシャリストとして「Saya」のアニメーション部分を担当。
http://www.zukun-lab.com/

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