クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.41
エンタメ
2018.11.15

「好きなこと」×「自分らしさ」を大切にするミレニアル世代って?

PICK UP
ハルカトミユキ
ハルカ(Vo/G)と、ミユキ(Key/Cho)の女性二人組のロックユニット。2012年にインディーズデビュー。2枚のEPをリリースし、その後2013年11月に1stフルアルバム『シアノタイプ』でメジャーデビュー。2015年9月にはデビューからわずか2年たらずで、「日比谷野外大音楽堂」でのワンマンライブを行い、その後も2016年、2017年と3年連続でワンマンライブを行い、大盛況を収めた。2018年11月14日には初のシングル「17歳」をリリース予定。


■2人でバンドを始めたきっかけ
ハルカ
最初は大学のバンドサークルで出会いました。本当はバンドを組みたかったのに、お互い人付き合いが苦手すぎて、結局二人組のままでここまできてしまった、といういきさつです。
ミユキ
ハンドマイクでTHE BACK HORNを歌うハルカの声と佇まいに魅かれて、勇気を振り絞って誘い、2人で結成したのがきっかけです。

曲にこめられたメッセージ
ハルカ
何かに怒ったときに言葉が生まれてきます。フィクションであっても、何かしら心が大きく動く経験から、物語を広げていくことが多いです。
ミユキ
私は、今一番自分たちがかっこいいと思えるものを作りたいという気持ちでいつも曲を作っています。特に今作は、デビュー日にだす作品ということもあり、今まで以上にその想いが強かったです。

「自分らしさ」はどういうところ?
ハルカ
いつまで経っても他人が苦手なところ。大人になってある程度人付き合いが上手くなっても、根っこにある反骨心は創作に繋がっていると思うので、なくしたくないものです。
ミユキ
コンプレックスに感じる所が自分らしさだと思います。私は自分の声にコンプレックスを感じていて、歌う事もあまり好きじゃなかったんですが、今年の4月に2人編成で回ったTOURで観に来て頂いた方にコーラスを褒められたんです。それがきっかけで歌うことも、自分の声自体も好きになってきました。

仕事とプライベートの切り替え
ハルカ
曲は日常の中で産まれてくるので特に切り替えはしていません。でも、仕事とプライベートでは顔つきや性格が違うと言われるので、無意識にスイッチが切り替わっているのかなと思います。
ミユキ
はっきりしてます。音楽は仕事でもあり、一番好きなことでもあるので、オンでもオフでも聴きますが、楽しみ方を変えています。例えばLIVEを観に行く時、制作や活動の刺激を求めて行く時は仕事モード。プライベートで行く時は、そんなことは全く考えずに前の方に行き、めちゃめちゃノリノリで踊って楽しみます。

ハルカトミユキ TOUR 2018-2019 開催
ハルカトミユが、2018年12月〜2019年1月にかけて全国ツアー「ハルカトミユキ TOUR 2018-19」を開催する。ハルカ(Vo,Gt)とミユキ(Key,Cho)の2人だけで12月2日(日)の東京・shibuya 7thFLOORを皮切りに、京都・京都MOJOまで全国10箇所15公演を行う。



ミレニアル世代が考える、これからの働き方
ミレニアル世代には様々な特徴がある、そして団塊世代とは違った価値観をもっている。インターネットが普及した環境で育ったことで情報リテラシーが比較的高く、世界中の人と簡単に繋がれるようになったことで、コミュニケーションをとりながら多様な価値観を自然と受け入れている。また、何でも物がそろっていて欲しいものがすぐに手に入る今の時代、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを求める人も多く、身近な仲間とのつながりを大切にする傾向があるという。他にも、アプリやwebサービスにおいてフリーマーケットや民泊、配達などのシェアリングエコノミーが普及し、所有することから共有するという考え方が定着している。

そんな価値観をもった世代、考え方や働き方も団塊世代とは違った考えがあるようだ。戦後の何もない時代から、海外に追いつこうとがむしゃらに働き、新しいものを次から次へと生み出してきた世代の考え方を受け継いできた層とは違い、生まれた時から何でもあり不便なく豊かな生活を送るミレニアル世代は、より自分の趣味や興味関心があるものの延長に仕事を選んでいる人が増えているように思う。歌を届けるという仕事もまさにそうだろう。「好きなこと」×「自分らしさ」の表現が人々に影響を与える仕事。ユーチューバーもそうだが、仕事とプライベートがシームレスになっている人も多いのではないだろうか。一方で、ハルカトミユキのインタビューでもあるように好きな事の延長である仕事でもプライベートとはしっかり分けている人もいる。さらに、副業が増え始めているところをみると、本業とは別に自分の趣味や特技を生かした働き方をしたいと考える人も多いのだとわかる。

BTLvol.35で村上臣氏が語った、「時代は箱(企業)から人(個人)へと流れている。会社よりも人をベースに何かが起こるようになっている」というように、今後個人として何ができるか、周りにどんな影響を与えられるかが重要になってくる。そんな時「好きなこと」×「自分らしさ」で表現できるものを一つもっているというのは唯一無二の強みになるのではないだろうか。