クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.29
特集
2017.11.16

クリエイション活動において「プロセス・マネジメント」が大切な理由

世界を魅了するクリエイションの源泉は「プロセス・マネジメント」にあり
MIKIKO

BTL TOKYO編集長 兼 アーキテクト/倉本 麻衣
From the Editor in Chief

MIKIKOの取材を通して見えるクリエイション活動に大切な「プロセス・マネジメント」。オーダーを受けてからアウトプットするまでのプロセスは、クリエイターそれぞれでやり方はあるだろう。オーダー側が想像するレベルのクオリティのものをアウトプットすることは当たり前で、求められる期待よりも上回ることで人は感動を覚える。プロセス・マネジメントは、結果のみを見るだけではなくプロセスを細かく分け、一つ一つ把握し観察することで、見逃しがちな課題や問題を早期に発見して改善しやすくし、クオリティの向上を図ること。すなわち、「結果」は「プロセス」の延長にあるということである。MIKIKOは、クリエイション活動のなかで自分自身が生み出すクリエイティブを客観的な視点を持って、プロセス・マネジメントを徹底することで、新鮮且つ斬新な印象的なものを生み出せているのではないか。結果として、新しい演出価値がイノベーションされることになる。つまり、クリエイション活動からのイノベーション創出というのは、小さな気づきや細かい課題発見力の積み重ねと改善(※図:プロセス・マネジメント効率化のステップ)にあるということ。

多様化社会が叫ばれる今の世の中では、「正解」ではなく「最適解」を導けるかどうか。それは「答え」のない問題へどれだけ意欲的に取り組めるかが勝負となる。最適解を出すために、やらなければいけないことはプロセスを幾つかの要素に分解し、各要素において「判断基準」によって判断、その結果について更に再考して最適だと思われる解を導き出す。新しいビジネスを創出する、もしくは問題を解決するには、答えは用意されていないということを予め理解しておくこと、最適解を導くためにプロセスを分解し一つ一つステップを踏んでいくことが大切であるということを提言したい。

Profile

世界を魅了するクリエイションの源泉は「プロセス・マネジメント」にあり
MIKIKO
MIKIKO
演出振付家。ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。Perfume, BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。メディアアートのシーンでも国内外で評価が高く、 新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、ジャンルを超えた様々なクリエイターとのコラボレーションを行っている。