クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.31
特集
2018.01.15

02 「ギャップ法」ケーススタディ

伝え方はセンスではなく、技術です
佐々木圭一

心を動かす技術「ギャップ法」
伝えたいことをもっと印象的にしたい時、伝え方の技術を身につけることで、誰でもすぐに使うことが出来るようになると佐々木氏は言う。佐々木氏が気づいたいくつかの方法の中から、心を動かすための技術「ギャップ法」について紹介する。
佐々木圭一「日本では『伝え方の技術』が知られていません。今、伝え方シリーズ本は累計で123万部の発行部数になるのですが、日本人の1%にしか知られていない状態で、99%の人が知らない。これってすごい可能性があるんじゃないかと思っています。『伝え方が9割』でまとめさせていただいている『ギャップ法の作り方』というのがあるのですが、伝えたいコトバをまず決めて、その正反対のコトバを考えて前半に持ってくるのです。それを文章になるように繋げます。法則で出来るということは、再現出来るということなので、その技術さえ身につけてしまえば誰でも出来るようになるのです」

世の中の名言には、「ギャップ法」が用いられていることが多い
ギャップ法は、世の中で名作と言われているコピーや映画、流行のコトバなどに用いられていることが多い。
佐々木圭一「例えば、田村亮子選手がオリンピックへの意気込みで発した『最高でも金、最低でも金』。これもギャップ法の一つで、『最高』『最低』というコトバを使用しています。他にも、『大きいたこ焼き』であることを伝えたい時、『皿が小さく見える、大きなたこ焼き』とすることで、イメージが膨らみます。世の中の名言では、全て法則にすることが出来るのです。『人の上に人を作らず、人の下に人を作らず』などもそうですね。ギャップ法を使うことで、ぐっとコトバがパワフルになるのです」

case study


Profile

伝え方はセンスではなく、技術です
佐々木圭一
佐々木圭一
上智大学大学院卒業。株式会社博報堂に新卒入社。のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエイター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることをライフワークとしている。企業向けの『伝え方が9割』講演は、過去200社以上で実施され、高い評価を受けている。