クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.35
特集
2018.05.14

変化の時を迎える日本の働き方

40歳で転職、キャリアをクリエイティブする
村上 臣


変化の時を迎える日本の働き方
日本の働き方は新卒で入社し、同じ企業で定年まで勤めあげる終身雇用制がメイン。しかし、今まで通りの働き方とは異なる未来が訪れると村上氏は言う。
村上氏「医学の進歩により、平均寿命は100年になると言われています。でも、100年生きるなら、人生の中で仕事をするのは何年でしょう?おそらく今よりも長く仕事をし続けることになる。でも、同じ内容の仕事を長い人生の中、ずっと続けるのでしょうか?そんなのつまらないと思う。自分自身をシフトアップするタイミングに適切な教育を受け、他のことに挑戦する機会を掴むために常に自分自身をアップデートする、つまり、リカレント教育のような仕事人生においての、キャリアアップの仕組みが必要になってきます」


日本版リンクトインから村上臣プロデュース日本製リンクトインへ
日本での普及がなかなか難しいと言われているリンクトイン。村上氏は日本のユーザーに違和感なく使用してもらうための、見た目の改善から取り組む。
村上氏「海外っぽい見た目、違和感のある変な日本語を自然にして、アメリカの会社ということがわからないくらいプロダクトを日本に合わせます。Facebookが浸透し、ソーシャル上で実名を使用することに抵抗がなくなった今、ソーシャルの世界も社会インフラと化しています。今後は、個人がオンライン上に存在しないと、その人は世の中に存在しないも同じになるのではないでしょうか。グローバル化が進むにつれて、オンラインでの交流が重要視されていくと思います。採用手法も同じ。今は紹介採用やリファラル採用が増え始めています。人材市場は1兆円以上あると言われている大きなマーケットです。オンライン上での採用はさらに活発化すると思います。今のリンクトインは外資専門転職サービス(笑)のようになっていますが、サービスの内容は、実際は幅広いんです。リンクトインのプラットフォーム上でオンライントレーニングやスライドシェアなどを利用して、ナレッジをシェア、学んでスキルをつけて、人と出会い、新たなビジネスチャンスを掴む。自分のアップデートの機会を掴むことに最適なツールなんです」
リンクトインのビジョンはすべてのプロフェッショナルに機会を提供する、エコノミックオポチュニティ(経済機会)を作るプラットフォーム。変わりつつある人生100年の未来の働き方にフィットするサービスと村上氏は確信し、サービス改善に全力を注ぐ。
村上氏「日本でリンクトインのサービスがもっと普及するのは簡単にはいかないと思っています。しかし、ソーシャルでの実名文化が抵抗なく受け入れられている今、ビジネスに特化したSNSが必要とされるステージだと思っています。しっかりと腰を据えて取り組んでいこうと思っています」

Profile

40歳で転職、キャリアをクリエイティブする
村上 臣
村上 臣
大学在学中に仲間とともにベンチャー 企業、有限会社電脳隊を設立。2000年に株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。一度退職した後、2012年、ヤフー株式会社に入社、執行役員 CMO(チーフ・モバイル・オフィサー)に就任し、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月にLinkedInの日本代表に就任。