クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.40
特集
2018.10.12
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書道を現代アートへ昇華 曲線美のインスピレーションは「鮫」

書道を現代アートへ昇華 曲線美のインスピレーションは「鮫」
岡西 佑奈
古生代から存在し、世界では500種以上が確認されている「鮫」に魅了された書家がいる。その名は岡西佑奈。取材当日、鮫の顔が大きく描かれたTシャツを着て現れた。何故、それほどまでに鮫に魅了されるのか。その理由は、華奢な彼女からは想像もつかないダイナミックな書のパフォーマンスから紐解ける。鮫と岡西の書が交差するポイント、その奥にある自然と人間の調和、世界に向けたメッセージなど、岡西が目指す書の現代アートについて語ってもらう。

Japanese Calligrapher
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Profile

書道を現代アートへ昇華 曲線美のインスピレーションは「鮫」
岡西 佑奈
岡西 佑奈
7歳から栃木春光に師事し、高校在学中に師範の免許を取得。水墨画は関澤玉誠に師事。書家として文字に命を吹き込み、独自のリズム感や心象を表現、自然界の「曲線美」を書技によって追求し、国内外で多数受賞。「自も他もなく、全ては一つであり調和している」という禅思想が、自然と人間との調和、ひいては世界平和の一助を担うという信条を持ち創作活動を行う。そうした「調和」をテーマに、キャンバスと色絵の具を用いて、青い海とサメの泳ぎを曲線で描く「青曲」、マグマの地熱を人間の情熱に見立てた「紅畝」で、自身の書技と線描へと昇華、世界平和を訴えかけている。2018年秋の海外のアートフェアに、岡西の『書』『青曲』『紅畝』のほか新作も発表予定で、書の新たな世界観を創造している。国連ウィメン日本協会のアーティストとして活動し、UN WOMENのイベントに参加。また、「子供に命の大切さを伝えたい」という思いからボランティアで小学校での書 道教室を開催している。