2016/10/06 | TIEUP | 11view

TOKYO Creative Produce -文化を嗜んでこそ一流である-

世界都市総合ランキング4位の東京。3位パリとの総合点は縮まってきている中、2020年東京オリンピック開催を見据えて東京の「都市力」をどのように向上させられるのか? 「スマートシティ」「セーフシティ」「ダイバーシティ」を目指す東京の都市づくりについて大手デベロッパー三菱地所へ取材を試みた。
出典元:一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所





東京の「都市力」を見る

昨今、国単位での競争ではなく「都市」間での競争が活発になっており、経済力や成長力を測るランキングを参考に各都市の戦略に磨きがかかっている。(※1)世界都市ランキングは、6つの分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセス)で70項目に及ぶ指標から複数のグローバルアクターと第三者評価によって毎年決められる。前々回のオリンピック開催地であるロンドンは2012年にニューヨークを抜いて以降、1位をキープしている。ロンドンの特徴として居住、環境以外の分野で3位以内に入っており、総合力の高い都市へ成長している。また、2012年のオリンピック開催を機に国際コンベンション開催、ホテル軒数、海外からの訪問者数など文化・交流分野を中心にスコアを上昇させた。

では、東京はどうなっているのか。東京は2008年のGPCI発表以降、総合都市ランキング4位を維持している。図1にもあるように経済分野ではトップを維持しているものの上位3都市に比べると「文化・交流」「交通・アクセス」が劣っていることが分かる。現在2020年に向けて都市部で加速する都市開発や羽田空港の発着枠拡大、外国人受け入れのためのホテルの増床、また経済力を維持するためのグローバル・ビジネスの拠点づくりなど具体的にどう「都市力」を向上させる動きがあるのかを探った。

(※1)世界の都市総合力ランキング2015
一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所http://www.mori-m-foundation.or.jp/ius/gpci/




東京を代表する街、丸の内が変わる

丸の内エリアは、東京を代表するビジネス街の一つ。多くの外国人もこの場所でビジネスを展開するグローバル・ビジネスな場所である。そしてその動きが高まるほどに「文化」「コミュニケーション」が重要だが、丸の内は東京の魅力の源泉になれているだろうか。

丸の内はオフィス街のイメージが強い。以前は、たとえ美味しい飲食店がビルに入っていたとしても、丸の内に馴染みがあまりない人は入りにくかったのではないだろうか。しかしこの20年で、丸の内は様変わりした。随所に用意された共用スペースが人の出入りを活発化し、その街に集まる人同士がコミュニケーションを取りやすくなっているように思う。これは新しいビジネスに繋がる環境づくりが実現されているとも言える。その動きはビジネスだけではなく、文化的なものにも及ぶ。丸の内のメインストリートである仲通りに多くのテラスが出現、カフェや店舗が随所に現れ、ビジネス街だったイメージはもう遠い昔。アーバンテラス(※2)のプロジェクト実施、休日も賑わっているさまに、新しい東京のあり方を感じさせてくれる。

東京・丸の内の一帯は明治時代に日本の本格的な賃貸オフィス街としての街づくりが原点だったが、東京を代表する街として、「文化を嗜んでこそ一流である」という言葉に恥じない街づくりが日夜進んでいる。

(※2)丸の内仲通りは2015年3月、国家戦略道路占用事業の適用区域に認定された。そこで「アーバンテラス」と名付けたプロジェクトが稼働し、交通規制実施時間帯(平日11時〜15時、土日祝11時〜17時)は歩行者が自由に行き交い、移動式店舗・オープンカフェやアート等を楽しめる空間を創出。


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