2015/07/30 | TIEUP | 42view

Ⅲ. デザインに言葉をプラスする

言葉は、時としてそれだけがデザインになることがある。それは、受け取り側にとって何か得られるものがある場合だ。「あのキャッチコピーは刺さるなあ」と聞くことがあるが、刺さるキャッチコピーはどのように作られるのか?コピーライティングのプロから学ぶ。



雨が続く、2015年7月、41年ぶりに7日連続の記録的な長雨になったそうだ。そんな時、カフェの窓際に居たのが、てるてる坊主を背負った恐竜。 飲食店は、雨が続くと客数が減少すると言われているが、晴れて欲しいと願う店主の想いが恐竜から切実に感じ取れる写真である。もし、この絵がカフェに訪れ た客によってSNSで拡散されたらどうだろう??言葉を乗せることで、絵だけでは伝わらない何かが伝わるのではないか。そんなプラスの想いを乗せるキャッ チコピーをプロが導き出した。

words.png

雨が嫌いな二人が、晴れを祈ってくれます。

まず、恐竜とてるてる坊主について雨との関係を調べてみる。
◎〔恐竜〕
千葉工業大学・惑星探査研究センターの大野宗祐上席研 究員らで作る研究グループが「恐竜絶滅の原因は、隕石衝突後の酸性雨」という発表を2014年3月9日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス で行っている。この事実から「恐竜は雨が嫌い」というお話に説得力が出てくる(ちなみに日本列島の雨の酸性度平均はph4.7で酸性雨が続いて います)。
◎〔てるてる坊主〕
晴れを祈って吊るされる風習はもちろん、雨が止む祈りが届かず首をはねられた坊主の言い伝えもある通り、「てるてる坊主は雨が嫌い」というお話にも説得力がある。
こんな意外な背景が、ドラマを与えてくれる。一見、ミスマッチなカップルの共通点から思い浮かぶ言葉たち。

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雨音をBGMに、リラックスして一息つく...
太陽は待ち遠しいけど、雨の日の珈琲も悪くない

雨でお客さんが少ない、だから店主は晴れて欲しいと願う。しかし本質的に考えると、店主の真の願いはお客さんに来店してもらいたいというこ と。だからこのコピーには晴れへの願いは残しつつも、"雨=ネガティブ" という固定観念を覆し行動を促すよう、雨の日だからこそのカフェの情景、そしてその良さをイメージできるようにとの思いを込めた。

株式会社スタジオヱヴィス





知ってる?
龍が、憂さを喰べてくれるってこと。

ある年、日本に来てくれたある国の王様がこんなことを言った。「私たちの心の中には龍が棲んでいて、いい経験もいやな経験もみんな喰べて大 きくなります」と。雨の日は気分が沈むこともあるかもしれないし、ちょっとしたことでイライラしたりするかもしれない。でも心が晴れない日の出来 事なんか、ぜんぶ龍に喰わせてやればいいんだ!
(※龍は、竜の旧字体)

文案 野上弘享
http://www.nexgate.jp/company/bun-an/





雨のキセキ

恐竜くんとてるてる坊主ちゃん...
この出会いは雨が生んだ「奇跡」としか言いようがない。また、お客さまがこの珍カップルに出 会えた「奇跡」、たまたま雨宿りで寄ったお客さまと店主が出会えた「奇跡」。雨の日だからこそのそんな「奇跡」の連続が「軌跡」となってこのカ フェがある。――そんな背景を一言で表現。憂鬱になりがちな雨の日、「私にもなにかキセキを...!」と願うカフェラテ好きな女子たちへ送りたい。

株式会社クリエイティブ・ユニティ
http://www.nexgate.jp/company/creativeunity/
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