クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.29
TIEUP
2017.11.16

本気の次世代育成を目指す『空育®』 人気のJALスカイミュージアムを体験!


『空育』が担うもの
昨今、企業がCSRの一環で活動を行う「◯育」。JALとしても「スマホなどテクノロジーが普及するほどに五感を使った体験がもっと求められるようになるのではないか」と考えていた。そこで昨年の2016年、航空会社ならではの次世代育成プログラム「空育」を通じて3つの考える機会提供を開始。3つの機会テーマは、飛行機を通じて「自分の未来を考える」、交通を通じて「日本・世界の未来を考える」、そして環境・宇宙を通じて「地球の未来を考える」こと。「空育」では現在、6つのプログラム「折り紙ヒコーキ」「お仕事講座」「キャビンアテンダントによる安全教室」「お仕事インタビュー」「工場見学〜SKY MUSEUM〜(以降、スカイミュージアム)」「そらエコ教室」を提供している。2016年11月、「空育」のキックオフでは、高度3万フィート上空 からスーパームーンを鑑賞する「スーパームーン鑑賞フライト(HAKUTOとともに)」を開催し、参加者からは大きな反響があった。
まだ活動は始まったばかりだが、その中でも一際人気のスカイミュージアムは、トリップアドバイザーの「行ってよかった!無料観光スポットランキング2016」で1位になるほど。BTL編集部では今回、年間約14万人が来場するスカイミュージアムを体験。その人気の秘密に迫る。


スカイミュージアムの体験は、航空教室から始まる。ここでは、飛行機が飛ぶ仕組みを映像などを用いて説明を受ける。飛行機はどのような燃料でどれぐらい搭載して飛行することが出来るのかなど、丁寧な説明が続く。さらに、空港はディズニーリゾート約15個分の広さ、最も大きな機体では新幹線約8両分の重さであることなど、誰でも想像しやすいもので引用し、スケール感が理解出来るようになっている。その他、飛行機を飛ばすためにどのような職業のスタッフが携わっているのかも紹介。参加する子供や学生たちには、自分の将来を考える良いきっかけになるだろう。約30分間の航空教室はあっという間だが、「飛行機の不思議」を理解できる貴重な時間となった。


展示エリアでは、モデルプレーンタワーやJALグループ大年表、歴代制服などの展示物の見学ができる。体験ブースでは、航空機を誘導するマーシャラーの仕事を疑似体験、コックピットに座る、制服着用体験などが出来る。
マーシャリングのブースでは、ビジョン画面を使って空港の滑走路敷地内で航空機を誘導する体験ができる。「パドル」と呼ばれる道具を両手に持ちパイロットに合図を送る。自分自身の動きを読み取るカメラが設置されている。時間内に誘導できない場合は「Time Over」と表示されることもあり、ゲーム感覚で楽しめるようになっている。他にも、パイロットや客室乗務員などの制服を着用し機体の前で記念撮影ができる。素早く着脱が出来るような仕様になっており、更に大人用サイズも用意されているので、子供だけではなく大人も楽しめるため、順番待ちブースの一つでもある(お子様優先)。


最後にいくつかのチームに分かれ、格納庫にある実物の飛行機を見てまわる。編集部が参加したチームでは、工場見学案内スタッフの鶴田さんが誘導。格納庫内に入ってすぐに目に入ったのは、国内線飛行機。鶴田さんからは、「旅客機の主翼、尾翼の先端付近に鉛筆くらいの大きさの部品が数本ついています。これはスタティックディスチャージャーといって機体に蓄積する静電気の電荷を空中に放電し、無線機への雑音を減らすための装置(放電索)です」と丁寧に分かりやすく説明。
エンジン中央部に見える渦巻きのような絵柄(※1)について鶴田さんは「エンジン中央部に、白く渦巻かれたマークが見えますが、これはエンジンのメーカーにより異なります。この機体(ボーイング777-300ER 型機を指して)のエンジンは、GE(ゼネラル・エレクトリッ ク)製になります」と説明してくれた。また、飛行中でも機内Wi-Fiが使えるようになったことに触れ、その理由としてインターネットに接続する衛星と通信するためのアンテナが、機体の上部へ設置されていることなども紹介された。
さらに、飛行機を格納庫に出入りさせるための大きな扉のすぐ外には離着陸滑走路があり、間近で離着陸する飛行機を見ることが出来る。着陸態勢に入りつつ、まだ遠くの方に飛行機が見えている段階にも関わらず鶴田さんは、その機体を見ずとも便名と機材名を紹介してくれた。参加者からは、「まだ小さくしか見えないのに凄い!」と感嘆の声が出る。さらに数分おきに着陸する飛行機についても、鶴田さんより便名等の情報が的確に案内された。

編集部の視点
約1時間半以上かけて、飛行機についての不思議を色々な角度から知ることが出来るのは、子供の学びの視点からはもちろんのこと、大人が純粋な気持ちで学べるという点からも非常に価値が高い。航空教室のプレゼンターや案内スタッフを、パイロット、航空整備士、客室乗務員などの経験者が担当することで説得力が増し、話の内容に引き込まれる。常に満席状態にあることが、顧客満足度の高い経験が出来ることを表しているように思う。