クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.30
TIEUP
2017.12.20

「折り紙ヒコーキ」に世界が注目!2020年に向けたJAL空育®の熱い想い


JAL空育の次世代育成プログラムの一つである「折り紙ヒコーキ」は、2007年より日本のみならず世界で「折り紙ヒコーキ教室」を開催している。空育は、「自分」「日本・世界」「環境・宇宙」の未来を考える3つのテーマがあり、そのうち『交流を通じて日本・世界の未来を考える』に位置づけられているのが折り紙ヒコーキである。BTLでは、2017年10月下旬に江東区立第三大島小学校で開催された、折り紙ヒコーキ教室へ参加。より高く、より長く折り紙ヒコーキを飛ばすためのポイント「キレイに折ること」「手で触りすぎないこと(手の脂で紙が重くなってしまうため)」を意識することは、大人でも気の引き締まる体験。
今年10年目を迎えた折り紙ヒコーキ教室は、体験者が増えていくなか、また2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催によって日本文化が海外から注目されることになるなどから、更なる活動の幅を拡げる動きも出てきた。そもそも折り紙ヒコーキは何がきっかけで始まったのか、そして2020年世界大会開催に向けての想いを、コーディネーターを務める日本航空 コーポレートブランド推進部、折り紙ヒコーキ準指導員の山口氏へ話を聞く。


「折り紙ヒコーキ」への着想はパリから始まった
正しい情報をもとに折り紙ヒコーキを折ることで、数十メートル、数十秒の間、空中を飛ばせるかもしれない。そんなロマンのある折り紙ヒコーキは、どのようなきっかけがあって始まったのか。そして、折り紙ヒコーキの折り方について正しく伝えるために努力している事柄まで明らかにする。
山口氏「10数年前、パリに駐在していた弊社社員が『紙ヒコーキを飛ばしてみたい』と考え、ウェブサイトで検索して見つけた『折り紙ヒコーキ協会』の戸田会長にコンタクトを取ったのがきっかけです。そして、折り紙ヒコーキ協会の協力を得ながらJALグループ社員が指導員としての資格を取得し、2007年に開講したのが『折り紙ヒコーキ教室』としてのスタートになります。現在、指導員資格を持つ者は約1,000名いまして、開催する場所ごとに参加者を募り、参加が決まった指導員は有給や休日を上手く使って指導にあたるという仕組みになっています」

折り紙ヒコーキの指導をするには資格が必要
そして、折り紙ヒコーキの指導員になるには、折り紙ヒコーキ協会が認定する指導員資格を取得する必要がある。
山口氏「年に5回ほど開講している『指導員要請講座』では、折り紙ヒコーキ協会が認定する指導員資格として2日間の講習と修了試験を実施しています。今年の開催地としては沖縄、上海、東京、名古屋で行っていまして、上海では現地スタッフが指導員資格を取得し活動を行ってくれていることもあって、中国での拡がりを見せています。今後、海外の要請講座は拡げていきたいと考えています。尚、約1,000名の指導員は4つの階級に分かれていまして、私もそうなのですが約600人が準指導員というポジションになります。ちなみに今日の教室でメイン指導をしていたのが、現在2人しかいない主任指導員の一人であるJAL社員の高田になります」


2020年『折り紙ヒコーキ』世界大会を目指す
折り紙ヒコーキ教室は、10年の活動を続けてくるなかで参加社数の数も拡がり、昨年は、1年で204回の教室開催で25,000 名を超える人が体験。今年は、参加者30,000名の目標を持っているが、大幅に超えられそうな勢い。『折り紙ヒコーキ』というJALらしい活動によって、地域、国を跨いで人・文化の交流を生み出している。そして海外での活動も活発化するなかで、世界規模での大会開催に向けて具体的に動き出す。
山口氏「今日参加してくれた小学生たちもそうですが、とても楽しんでもらえる場所としての提供は出来ていると思っています。更に、『楽しかったその先に記録を出して、本気で折り紙ヒコーキを飛ばせる場所』ということなども熟慮し、折り紙ヒコーキ協会とともに、2018年の全国大会、アジア大会の開催を経て2020年には東京で世界大会を開催する企   画を立てました。まずは来年の   全国大会の開催になりますが、2017年12月の熊本での開催を皮切りに、全国19箇所で地区予選を実施してトップの19名を選出します。その後、2018年3月18日に、地区予選で勝ち上がった19名を東京へ呼んで、全国1位を競う本選を実施します」
JALは折り紙ヒコーキを通じて、将来を担う次世代育成と日本と世界をつなぐ国際的な交流を拡げるため、チャレンジを続けていくと締めくくる。

編集部の視点
もともと上級武家から庶民へ遊戯用に広く普及した日本文化のひとつである折り紙。多くの可能性を秘める子供たちが折り紙ヒコーキ教室の体験で見せる笑顔は、世の中の仕組みを作り次へ継承しなければいけない大人たちにとって、考えさせられる一つのきっかけにもなるだろう。