クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.35
TIEUP
2018.05.14

モスが大事にする ダイレクトコミュニケーション

MOS campus meeting


注文を受けてから調理し、作り立てを提供するアフターオーダーシステムへのこだわりからも見えるモスバーガーのホスピタリティ。効率化を追求していく現代社会において、あえて手間がかかることをする。モスの経営理念である「人間貢献・社会貢献」に基づき、モスを支えてくれる協力者、サポーターなど、各ステークホルダーとのダイレクトコミュニケーション(直接対話)を大切にし、お客様を対象としたタウンミーティング、店舗で働くスタッフを対象としたキャストミーティングなどの取り組みを開催。今回は法政大学にて開催されたモスバーガーキャンパスミーティングをレポートする。

モスのことを知ってもらう
はじめに行われた特別講義では、櫻田会長より、モスの名前の由来、経営理念、海外展開などについて学生目線に立ち、わかりやすく例を用いて説明がなされた。経営理念の「人間貢献・社会貢献」。人、社会、世の中のため、何かできることはないのだろうか、どうせ仕事をするなら感謝される仕事をしようというシンプルなメッセージは会場の学生たちの胸に響いていた。
その後、グループに分かれモスバーガーのキャッチコピーを考えるワークを実施。キャッチコピーのテーマはモスが抱える経営課題に直結するものが用意された。
①日本食:日本の食文化を大切にしているモス。それを多くの人に知ってもらえるようなキャッチコピー
②コミュニケーション:お客様や地域の方との距離が身近に感じられるキャッチコピー
③リクルート:モスで働いて良かった、働いてみたいと思ってもらえるキャッチコピー
④ミートソースへのこだわり:自慢のこだわりミートソースが絶品であると感じてもらえるキャッチコピー
⑤居心地のいい店舗:ちょっとした時間でもモスで過ごしたいと思ってもらえるキャッチコピー
キャンパスミーティング開催の2カ月前には事前勉強会も行われ、さらに、多くの学生たちは事前に自らモスバーガーの店舗へ赴き、実際の店舗の様子、雰囲気、接客、味を、五感を駆使して体感してきたという。


学生によるプレゼン
学生が考えたキャッチコピーをモスの社員が審査し、大賞を決める。各グループが演壇に立ち、個性豊かなキャッチコピーを発表する。モスの審査陣もアイデアや、考察力、学生の目をつけるポイントなどに興味を持ち、質問が相次ぐ。
11チームの作ったキャッチコピーの中から選ばれたのは独身の一人暮らしの女性をターゲットに定め、モスバーガーのこだわりのミートソースを訴求した「今夜はがぶっと」のキャッチコピー。また、ビジュアルで使用されたモスバーガーの溢れんばかりのミートソースの写真も学生が事前に店舗にて撮影したものだ。大賞チームのキャッチコピーは、期間限定で一部の店舗にて垂れ幕として掲出。またキャッチコピーがレイアウ   トされたトレーマットを都内約200店舗で使用する。


編集部の視点
講義の中で櫻田会長は、「直接対話するということは、お金と時間とエネルギーがすごくかかる。でもその分思いが一番伝わる。ダイレクトコミュニケーションは人間社会の中では一番大事なのかなと思います。100回メールを打つより5分会った方があっという間に問題は解決するのではないでしょうか」と語っていた。
今回の取り組みで、学生はモスの事業を深く理解することでファンとなり、モスとしても学生の生の声を聞くことで経営に活かせる気づきが得られたようだ。

Grand Prix
「今夜はがぶっと」
テーマ:ミートソースへのこだわり
がぶっと、というコピーをいれることで実際に食べることを想起させるとともに、ミートソースのこぼれそうな様子で頬張るときの幸福感を訴求する。夜の外食シーンにおいて、設定したターゲットである独身の一人暮らしの女性に対し、普段罪悪感のために我慢している、食べたいという欲求を開放する誘い文句となっている。

準優勝
「お店も味わってる?」
テーマ:居心地のいい店舗

第3位
「すべてを忘れろ」
テーマ:ミートソースへのこだわり