クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.36
TIEUP
2018.06.14

MOSならではのオリジナル料理を心を込めて提供する グルメバーガーレストラン「モスクラシック」


モスバーガーを中心とし、様々な新業態も展開するモスフードサービス。「オトナスタイルの新しいモス。」とコピーを掲げるモスクラシック。ファストフードではなくレストラン形式のこだわりが詰まった同店を立ち上げた狙い、そして未来について新規事業本部の川口氏に伺った。

大人のためのモスバーガー
ファストフード形式で提供するモスバーガーがなぜモスバーガーの上位ラインかつグルメバーガーを提供するお店を出店したのだろうか。
川口氏「ファストフードは学生やファミリーが多くて、少し入りにくいと感じる。歳も重ねてきて中々モスバーガーに行くことが躊躇われるという声があったことから、大人が楽しめるモスバーガーを作ろうと思ったのがきっかけです。我々としても、モスバーガーのレストランとしての可能性に挑戦したいという思いがありました。お客様のニーズ、モスのやりたいことをアジャストしながらモスクラシックを形にしました」


1000円を超えるハンバーガー
昨今は海外の有名ハンバーガー店の日本上陸などのグルメバーガーブームがある。迎え撃つ日本生まれのモスバーガーはどう考えているのだろうか。
川口氏「昔はハンバーガーと言えばファストフードなので安いもの。1000円のハンバーガーに抵抗を感じる人が多かったと思います。でも、個人のこだわりハンバーガーショップは昔から人気があり、ニーズは必ずあると思っていました。最近のグルメバーガーブームは追い風です。このブームによってニッチな市場が広がりを見せ、1000円以上のハンバーガーの認知度が上がり、多くの人が受け入れてくれるようになりました。今後も一緒に業界を盛り上げていきたいと思っています」
モスクラシックの提供する料理の単価が高い理由はこだわりの味だけではない。店内で味わう雰囲気はもちろん、フルサービスも特徴の一つ。カウンターで全て完結するファストフードとは一線を画している。
川口氏「モスクラシックはレストランです。普段使いは出来ないけど、ちょっと雰囲気あるところで食べたいなという時に使ってほしいお店です」
また、店内で使用される食器にもこだわりがある。
川口氏「紙カップではなくグラスのもつ質感にこだわっています。それがよりリッチなシーンの提供につながります。フード、小物、店内の雰囲気全てがサービスとしての表現になり、価格に見合うものになるんです」
店内は客席と客席の間をゆったりとさせ、客席カウンター前にはキッチンを配置しているため、目の前で調理するシーンが見られるのも特徴だ。
川口氏「ライヴ感、シズル感を見せたいということもありますが、一番感じていただきたいのは、安心感です。作っているシーンを見るのは安心につながるからです。また、調理中にお客様と会話を楽しんだり、カスタマイズのリクエストにも応えることができ、コミュニケーションも生まれます」
店内はカフェをイメージしたゾーン、ゆったりとくつろげるソファをメインとしたゾーン、大人数に対応できる大テーブルのゾーンと三つに分かれている。店内デザインはあえてモスバーガーを手掛けたことのないデザイナーに依頼したというが、提供されるフードはモスこだわりの食材を使った料理だ。
川口氏「フレンチのシェフに監修をお願いし、モスの食材の可能性を追求した料理を作りました。例えば、テリヤキチキンをラードで煮込んだコンフィやモスチキンのハニーマスタード和え、フライドポテトにアンチョビバターを絡めたもの。そして、モスのトマトを活かしたカプレーゼなどのメニューを用意しています。メニューはお客様の反応も見ながら検証してバージョンアップしています。これも新規事業だからこそスピード感をもって対応できます」


日本生まれのおいしさを伝える
現在、東京千駄ヶ谷のみで展開するモスクラシック。来る2020年に向けてはどう考えているのか。
川口氏「海外のお客様に日本のハンバーガーっておいしいんだよってことをもっと伝えたいです。海外のお客様をおもてなしできるようなツールの導入なども検討中です。立地柄、東京オリンピック・パラリンピックの時は多くのお客様の来店が見込めるので、オペレーションの強化はもちろんのこと、店内装飾の工夫なども含めてお客様に楽しんでもらえるように準備していきたいです」