クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.37
TIEUP
2018.07.13

「お客様のために」は環境を大切にすることにつながる


エコマーク。このマークの詳しい内容はわからなくても誰もが一度は目にしたことがあるだろう。エコマークは環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられたラベルの呼称で、消費者が暮らしと環境の関係を考える上で、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としている。
2017年9月に新設されたエコマークの飲食店分野。認定基準は、6つの評価カテゴリーに分けられ、省エネ・節水などの基本的な環境対策に加えて、食材の環境配慮、食品ロス削減に向けた食べ残しが減るような啓発や運動などの、消費者の理解を深める取り組みを評価している。モスバーガーでは国内の全1352店(認定時点)で、この6つの評価カテゴリーで認定を受けた。

エコマーク取得に至った経緯やモスバーガーの環境に対する取り組み、根底にある想いを(株)モスフードサービスCSR推進室桑田氏に伺った。
桑田氏「エコマークは消費者からの認知度が9割を超えます。モスの環境活動を第三者が評価してくれることが魅力となり、申請し、取得に至りました。認定へ求められる項目は6つの評価カテゴリーがあります。「食材をえらび、むだなく運ぶ」、「フードロスを減らす」、「省エネ・節水」、「エコな備品・設備を使う」、「エコな店舗運営」、「お客様とのエコ活動」ですが、実はモスバーガーでは当たり前のこととして取り組んでいることが多くありました」
それらの取り組みは環境目的で始めたことではなく、お客様のために行われていたことであったという。例えば、モスバーガーのアフターオーダー方式もその一つだ。
桑田氏「ご注文をいただいてから商品をお作りするというアフターオーダー方式は環境面からみれば、作り置きの廃棄物が無い仕組みですが、モスではお客様に出来立てのあたたかい商品を召し上がっていただくために行っています。リユースカップは紙コップよりも陶器のカップの方がよりおいしくお飲みいただけるという想いから使用しています。どちらも創業当時から取り組んでいたものです。お客様に喜んでいただきたいというモスの考え方の見方を変えると、環境を大事にすることに通じていたんです」

モスでは生野菜に代表されるように安全な食材の使用に努めている。大切にしている食材を無駄にしない取り組みについては?
桑田氏「品質に問題はないものの賞味期限までの期間が短く、販売期間を考えると廃棄せざるを得ない食材などについては、無償でフードバンクに寄付をしています。また、おいしい商品を作りたいという思いで始めた『もっとおいしくセミナー』では製造のコツや注意点を店舗スタッフと共有しています。もっとおいしいものを作れるようにという各店舗の取り組みが結果として食材ロスを減らすのに役立っています」
スタートはすべてにおいて、お客様へおいしくて安全な食事、くつろげる空間を提供したいという思いから始まったこと。「モスにとってはすべて当たり前のことなんです」それが環境も大事にすることにも繋がっていた。