クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.39
TIEUP
2018.09.14

いつでもおいしい野菜が食べられる理由


安全、安心な食べ物を一番美味しい状態でお客様に提供することを大事にしているモスフードサービス。注文を受けてから商品を作り、熱々な状態でお客様に提供するアフターオーダー方式へのこだわりなど、おいしさにとことん向き合っている。食材に使用される生野菜もモスならではのこだわりと長年培ってきたノウハウ、協力農家との信頼関係から成り立っている。モスの生野菜への想いを商品流通部アグリ事業グループの中山氏に伺った。

モス流おいしい野菜とは
モスの定める食材の品質基準。おいしいもの、安全なものにこだわるが故、お客様の視点を忘れず、そして自分たちの目で確かめることを大事にしているという。
中山氏「レタスであればギュッと葉の詰まった巻の強いもののほうが使用できる葉が多いのですが、モスでは7部結球※にこだわっています。葉が若くてシャキシャキ感があり、また店舗での仕込みもやりやすいためです。トマト、玉ねぎ、キャベツも同様に基準が設けてあります。農薬や化学肥料は産地地域における慣行基準の5割以上の削減を農家さんと協力して目指しています」
また、自分たちで確認するため、2週間に一度、実際に店舗へ届ける野菜の試食会も実施しているという。
中山氏「トマト、レタス、玉ねぎ、キャベツなどを実際に本部で食べて確認をしています。実際に食べることで味、食感などをチェックするんです。実際にどのような野菜が届いているのかを知るために毎回行うようになりました」

※結球…植物の葉が重なり合って球のようになること。

ファストフードでより新鮮な野菜を
モスの生野菜は産地より、各野菜センターへ集められ、その後各店舗へ届けられる。店舗ではお客様に一番おいしい状態で食べていただけるよう仕込みを行う。
中山氏「届けられた野菜は新鮮さを保つために冷蔵庫にすぐ入れて保管します。玉ねぎはカット野菜を使用している店舗もありますが、仕込みは店舗のスタッフが行います。包丁を使って仕込みをするファストフードは少ないと思います。お店のスタッフはキャベツの千切りなども行うので野菜を上手に切れるように包丁の研ぎ方などの勉強会を行うこともあります」
工場でカットされた野菜を各店舗に届ける効率化優先ではなく、あえて、手間はかかっても店内での野菜の仕込みを行っている。お客様へ提供するものへのおいしさのこだわりが見える部分だ。

協力農家とのネットワーク
モスバーガーの店舗で見かける野菜の掲示板。店舗で提供される主な生野菜の産地、作った農家の紹介が書かれている。モスは全国各地に約2900軒の協力農家のネットワークを持っている。
中山氏「年間通じて、安全、安心で美味しい野菜を提供するために約20年間かけて今のネットワークを作り上げました。『食を通じて人を幸せにすること』というモスの理念に共感してくださった農家さんの『想いが見える野菜』。農作物は天候や自然災害などの予想外のことで収穫に影響があります。でも、このネットワークが安定供給の大きな基盤になっているんです」
協力農家を大事にし、日本の農業を応援したいという気持ちもそこにはある。
中山氏「農業は日本の職人芸だと思います。美味しい野菜作りに必要なのは長年の経験と人間の感覚が必要です。手をかけて、『大事に健康に育てられた野菜』が食べる人にとっても健康でおいしい野菜なんです」
モスの生野菜への取り組みは約20年かけて今の体制になったという。次号ではモスと協力農家との取り組みについて特集する。