クリエイティブ経済誌 BUSINESS TIMELINE
Vol.44
TIEUP
2019.01.15

ハワイの空を飛ぶ「FLYING HONU」【ANA】

ANA HAWAii AIRBUS A380

エアバスA380型機。ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席の計520席の総二階建ての大型旅客機だ。同機は今年5月よりホノルル線で運航を開始する。目を惹くのは機体に描かれた大きなウミガメ。一般公募2,197件より選ばれたデザインの経緯についてANA CS&プロダクト・サービス室商品戦略部の直木氏に伺った。

直木氏「ハワイというリゾート路線で使用する機体であったため、募集時に『“ハワイへの想い”、“ハワイへの旅のワクワク感”を現すものであること』、また、『今後ANAが展開する“新リゾート戦略”で新しいサービスを提供していく際のキーアイテムとなるようなものであること』、といったテーマを設定させていただき、最終的にデザインを決定させていただきました」

FLYING HONU
「FLYING HONU」3 機はそれぞれハワイの
「空」「海」「夕陽」をイメージした色と表情をもつデザインとなっている。

同機は「FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)」と名付けられた。
直木氏「ハワイではウミガメは『ホヌ』というハワイ語の呼び名で親しまれており、大変神聖な生き物で、現在でも幸福や繁栄の象徴としてハワイの人々に大切にされています。この特別塗装機に乗ってハワイへ旅をされるお客様にも幸福が訪れるようにと願いを込めました」
ハワイ線を利用する乗客はリゾートでの利用が圧倒的だという。カップルや友達同士に加え、ファミリー層の利用も多い路線ならではの新設備も導入されるという。

ANA COUCHii
日本の航空会社初のカウチシート

直木氏「機内はハワイ線の特徴に合わせた内装になっています。ビジネスクラスのペアシートや日本初となるカウチシート『ANA COUCHii』を導入しました。また、着替えや授乳、オムツ交換などにも使用できる多目的ルームも備えました」

小さな子どもを連れての飛行機は不便が多い。大型旅客機であるA380型機だからこそ提供できるくつろぎの空間である。さらにホノルルのダニエル・K・イノウエ空港には専用のラウンジを設置。ファミリーエリアを備えて子ども連れの徹底したサポートを行う。

ANA-Family-area
ANA LOUNGE「ファミリーエリア」

ANAはこの大型旅客機A 380 型機を3機ホノルル線に投入する。その背景について伺う。
直木氏「2015年1月に発表したANAグループの長期戦略の中で、リゾート路線の強化も課題の1つでした。また旺盛な需要を背景に、国際線事業を柱とした成長戦略を描いており、これまでのビジネス路線を中心とした路線網の充実に加え、高需要が見込まれるリゾート路線も拡大するという戦略を取ってきております。まさにハワイ線は高需要が見込まれるリゾート路線ですが、これまで路線シェアでは他航空会社の後塵を拝しておりました。その中で、世界最大の機材であり、効率良く大量のお客様を輸送できる『A380型機』は、まさしくANA にとって最適の機材であり、今回の運航を決定いたしました」

また、定員520名という大型機ならではの団体の取り込みも積極的に行っていくという。
直木氏「現行のANAの運航機材としては最大となる席数を活かして、修学旅行等の大人数の団体のお客様にもご利用いただきたいと考えています」

飛び立つ瞬間からリゾート気分を味わえるFLYING HONU。5月24日よりいよいよ就航となる。