2015/10/28 | TIEUP | 41view

Ⅱ. クリエイティブの総合芸術を目指した「新しい」を創造

クラフトビールの魅力を社会にどう伝えられるか


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全ての要素で「クリエイティブ」にこだわるイベント

近年、大量生産・大量消費へのカウンターカルチャーとして注目される 「DIY精神」を大切にする思想が、世界的な広がりをみせている。そうした、小規模ながらも品質やパッケージデザイン等にこだわった食品やプロダクトを好 むライフスタイルへの変化の中、アメリカを中心に爆発的なブームとなっているのが「クラフトビール」だ。

今や日本でも日常的に飲める場所が増えてきているクラフトビールだが、いち早くその本質的な魅力に着目し、社会に発信していくためのプロジェクトを立ち上 げたのが301 Inc.の大谷氏。赤坂のビアバー「sansa」とのコラボレーションで2014年にスタートした。

開始するにあたり、「ビールをゆっくり味わうことの魅力を伝える」というコンセプトを決め、「SLOW BEER CLUB(スロービアークラブ)」というプロジェクト名を付けた。クラフトビールは豊富な種類や奥深さを持ち、ワインのようなタテのヒエラルキーではな く、ヨコの拡がりを特徴としている。そんな自由なお酒としてのビールの可能性を、社会に伝えることができるような企画を、継続的に発信していく。

第一回「SLOW BEER Cinema」では、クラフトビールと長編映画をマリアージュさせた。「味わう」という体験を切り口に、倉庫を改装したギャラリー「Temporary Contemporary」にて、味わい深い個性的な長編映画を上映。「sansa」がセレクトする3種のビールコースと、移動映画館「Kino lglu(キノ・イグルー)」がセレクトする映画が溶け合ったそのイベントは、130名以上を動員した。「グラフィックや空間構成、音楽など、様々な要素 が一体となって生み出されるイベントという形態は、ある種クリエイティブの総合芸術のようなものであると思いながら取り組んでいる」と大谷氏は語った。

スタート時はまだ知名度も低かった「sansa」だが、最近では数々の大手雑誌の特集でも大々的に取り上げられるようになってきている。もちろんクラフト ビールの社会的ブームが、全体的な認知度の底上げをしているとは思うが、ビール好きだけではなく、一般的な文化感度の高い層の人々へも、徐々にクラフト ビールの良さが伝わって理解されているように感じる。

今後もイベントを通して、本質的で魅力的な考えや文化をしっかり伝え、定着させていく活動を期待したい。



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