2017/08/17 | 「イノベーション」の美学 | 74view

「イノベーション」は 仲間と楽しんで実行することが大切

BTL TOKYO編集長 兼 アーキテクト/倉本 麻衣
From the Editor in Chief


2017年に入り、これまで以上にキーワードとして浮上している「イノベーション」。しかし、日本におけるイノベーションは、海外の動きに比べると出遅れ感は否めない。その要因はいくつか考えられるが、それはイノベーション人材を発掘、育成しきれてない、また実現しにくい環境から抜け出せていない状況があるのではないか。
今回、取材した南谷真鈴は、日本人最年少でエベレスト登頂を実現。また、七大陸最高峰を踏破。登山家、冒険家を目指したのではなく、強い意志を持って一歩一歩足を進め、自分自身を確立した。時に、滑落という事故にも遭遇。常に死と隣り合わせの登山。リスクをリスクと捉えず、楽しみながら目指すイメージを成し遂げる。危険というリスクを考え始めるときりがない世界である。人生というものを非常に凝縮された形で見ることができるのが、登山というものなのかもしれないが、ビジネスパーソンにとっても、とても参考になることが多い。

例えば、ビジネスにおけるイノベーションに大きく関わってくるVC(Venture Capital)で考察してみる。現在、米国シリコンバレーのVCを追うように日本のVCも、かなり柔軟な投資の考え方が浸透してきている。それは「投資をするorしない」をジャッジする際に「投資しないことによるリスク」を考えるということ。それはすなわち、投資することで得られるはずであった利益を失うということである。有望なイノベーターの周りには、同様に有望なイノベーターや起業家、ベンチャーキャピタリスト、弁護士、会計士、コンサルタントに大学教授など多くの才能が集まってくる。そして成功するために力が結集される。そのような状況下で、失敗するしないを考えること自体がナンセンスということだろう。

イノベーションを起こすには、まだ誰も知らないことや気づいていないことに「これはなんだろう?!」と気づくところから始まり、そこから試してみる力が必要である。そして、成功するためには失敗の可能性があっても実行するための挑戦力が重要になる。そして何よりも楽しみながら行動に移していくことが大切なのではないだろうか。1人で何かを実現するのは難しい。まずは自分自身で出来ることと出来ないことを明確に理解したうえで、イノベーションへのビジョンに共感してもらう人たちを集められるかどうかだ。それには、楽しめているかどうかがとても大きなウエイトを占めるだろう。




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南谷真鈴

南谷真鈴

1996年、神奈川県生まれ。1歳半のときに父親の転勤でマレーシアへ。その後、上海や香港で生活。以降、12年間海外在住。2011年〜13年の間に香港の山々を全て登り、その後ネパールやチベットの6000m級の山々に登頂。2016年7月4日、北アメリカ大陸のデナリ登頂により、日本人最年少で世界七大陸最高峰を制覇。2016年には日経ビジネスオンラインの、新しい世界を切り開くリーダーを選出するプロジェクト、「チェンジメーカーオブザイヤー」10人のうちの1人に選出される。現在早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科在学中。 2016年12月より女性初のユニクログローバルブランドアンバサダーに就任。

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