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part2 03 量子コンピュータと「能力を限定化」したスモールコンピュータ

  • 2017/09/15
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スプツニ子!

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part2 03 
量子コンピュータと「能力を限定化」したスモールコンピュータ


AIの開発が進むにつれて大量のデータを取り扱う必要があり、従来型コンピュータにおける性能の限界が問われる。そこで、量子ビットを用いて大量のデータを高速に処理が出来ると言われる量子コンピュータに注目が集まる。まだまだ途上の量子コンピュータから、コンピュータの超小型化によるイノベーションインパクトまで話は展開される。

AIの進化とともにむかえる従来型コンピュータの限界

原氏「AIなどの機械学習が使うデータはどんどん増えていて、この先に従来型コンピュータが進化したとしても半導体の限界があります。ここはブレイクスルーしたいポイントですよね。量子コンピュータがそのブレイクスルーになる可能性はあると思っています。ただ、量子コンピュータはまだ研究レベルの段階ですが、富士通では、量子の振るまいをデジタル回路で表現した計算処理アーキテクチャ『デジタルアニーラ』を発表しました。これに、1Qビットというカナダの会社が開発する量子コンピューティングのソフトウェア技術を融合させることで、組み合わせ最適化問題のような難しい現実問題を高速に解いていこうとアプローチしているところです」

久世氏「世の中は、何か一つのシミュレーションに特化した量子コンピュータが進んでいて、ビット数にもよるのですが世界で最速と言われているスーパーコンピュータで1年かかる計算が10秒でできてしまいます。IBMでは、エッジコンピューティングもこれから重要になってくると予測して
『ワールドスモーレストコンピュータ』を開発しています。これは、指紋の溝に入る大きさなのですが、小さくてもコンピュータなのでCPUもバッテリーもあって通信も出来るのです。2018年末ぐらいには、その大きさで実用化できるように開発を進めています」

林氏「ロボット会社からすると、量子コンピュータは組み合わせ問題が一瞬で解けるので、是非とも“なる早”で作って欲しいと思っています(笑)。しかし、すごい勢いでブレイクスルーが進んでいるわけではなく、まだまだ途上なのかなと思います。パフォーマンスをあげる方向だけではなく、逆の方向でも面白いことは多く起きそ   うです。例えば、自動車の開発   の歴史で例えると、最高時速が100kmから150km、200 kmになる性能の進化は想像しやすいと思います。しかし、時速10kmしか速度が出ない車(パーソナルモビリティ)がばらまかれた時のインパクトはとても大きいものになります。計算機で言えば、近い将来、機能を絞ったチップが小型化し、例えば薬のカプセルの中に入るのが当たり前になると、薬の効果を確認しながら次の薬を選んだり、コンタクトレンズにチップが装着され、目の調子や視界などの状況に合わせて調整できるようになるでしょう。1個1個のチップの能力は極めて限定的かもしれませんが、低コストで大量展開・大量消費されることを考えると、とても手触り感のある未来を想像出来るように思います」




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