2016/05/27 | 突風で全ての人を巻き込む。 | 37view

LV.4 Creative_創造的活動



オープン・レボリューション

2016年4月1日、西川貴教は新会社「株式會社 突風」を立ち上げた。同社は、「西川貴教のこれまでのノウハウを社会にオープンソース化し、レボリューションを起こすカンパニーを目指します」とある。

エンターテインメントのど真ん中からビジネス界へ風のごとく現れた「突風」によって、世の中へどのようなモノやコトがクリエーションされるのか。 「社名には、誰かが頑張ろうとしていることを応援する追い風となって欲しいという想いや、今まで地域活性のお仕事で行政の人と一緒にお仕事させてもらう中で感じた、縦社会の垣根をとっぱらいたいなという想いが込められています」

これまで西川貴教を支えて応援する人がいるからこそ今があることを大切に思う中、声として挙がってくる「やってほしい」ことを汲み取って実行出来る会社という位置づけにしているようだ。



左/相談役:森永 卓郎、右/特別顧問:高橋 みなみ


「クラウドファンディング」でアイデアを形にする

具体的にどのような事業を考えているのか。「軸としては、自分自身を1つのコンテンツとして考えています。例えば、クラウドファンディングで資金調達して、自分のコンテンツを使った銅像を風の一番強い土地に立てる。ファンディング金額に応じて、銅像の大きさが変わります(笑)」上手くコンテンツを際立たせながらも、「日本において一番風の強い場所がどこなのか?」気になってしまう程、地方をさりげなく絡める。そして一貫して「クスクス感」を忘れない。また、日本におけるクラウドファンディング市場の拡大に向けて一隻投じる勢いだ。

そもそもクラウドファンディングは、アーティストや俳優の創作活動にファンが資金支援を行うアーティストシェア「Artisct Share」が2003年にアメリカで開始されたことが起源とされる(諸説あり)。それからしても、突風が目指す方針とクラウドファンディングは相性が良いことは伺える。但し、地方活性化を考慮した取組みにする場合、地方それぞれが抱える課題や問題があるため、それら背景を一歩踏み込んだ形で考える企画力は問われるだろう。

株式會社 突風のロゴイメージ(http://www.toppu.jp)


地方活性化における考え方の整理

ここで、地方活性化における方向性としてパターン整理をしてみる。(※図1)にあるように、各地方における課題・問題解決、従来あるものに付加価値を付けるなど、おおよそ5つの大項目に分類する。先に例として挙がっている「一番風の強い場所に銅像を置いてみる」という案は、「付加価値型」「課題解決型」「資源活用型」パターンでの検討が方向性としてブレないかもしれない。

各地方の現状を理解しパターン化することで、何をやるべきかが見え、そしてそれに楽しめる要素をプラスすることで、成功のストーリーが見えてくる。



(※図1)地方活性化における企画方向性パターン


「楽しめる」かどうか

また、社員も一般公募する。採用条件を聞いたところ「とにかくなんでも楽しめる人」とにかく面白いことをやっていきたいそうだ。今、アイデアはあるけど縦社会に悩みを抱えて悶々としている人は、一度応募してみてはどうだろうか。最初の動機は、「西川貴教と仕事をしてみたい」という心意気でも良い。仕事を続けるうちに、世の中に眠る課題や問題が見つかり、それらを課題解決したいと思うようになるだろう。そう思えた時、それまでとは全く違う景色が拡がっていることを約束する。

最後に西川貴教から出た言葉は、「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう」であった。

これは仏陀の心に通ずるものがあり、「一本のろうそくは、千本のろうそくに火を灯すことができる。かといって、それで最初のろうそくの寿命が短くなることはない」というもの。幸福は分かちあうことで決して尽きることのない無限の資源。但し、自分の命のろうそくは1日1本ずつ消えていくことを忘れずに、何を成し遂げることが出来るか、反省はしても後悔はしない精神を大事にしながら、今日という日に挑む必要がある。


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西川 貴教

西川 貴教

株式會社 突風/代表取締役社長。1970年9月19日生まれ。滋賀県出身。
1996年5月、西川貴教のソロプロジェクト「T.M.Revolution」としてシングル『独裁−monopolize−』でデビュー。キャッチーな楽曲、観る者を魅了する完成されたステージ、圧倒的なライブパフォーマンスに定評があり、『HIGH PRESSURE』『HOT LIMIT』『WHITE BREATH』『INVOKE』など大ヒット曲を連発する。故郷滋賀県から初代「滋賀ふるさと観光大使」に任命され、県初の大型野外ロックフェス「イナズマロック フェス」を主催、地方自治体の協力のもと、毎年滋賀県にて開催している。
http://www.toppu.jp

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