2016/07/27 | (歌舞伎 × テクノロジー)+市川染五郎「伝統とは時代を超えた革新力にあり」 | 5view

テクノロジーで 日本の音楽業界に革命を起こしたい


筑波大学システム情報工学研究科 澤田 悠太氏


2016年5月14日(土)筑波大学で行われたJ-WAVE×筑波大学「INNOVATION WORLD FESTA 2016」。当イベントの発起人は、一人の大学院生・澤田さんだった。澤田さんは、テキサスで開催されているIT×音楽イベント「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」に衝撃を受け、日本でも開催したいという純粋な想いからあらゆる人を動かすことになる。BTL TOKYOでは、澤田さんのSXSW参加のきっかけからの「気づき」、そして「行動」に起こし、そこから様々な人を巻き込んでイベント開催に至るまでの過程を追った。


「SXSW」が全てのきっかけ

当イベントの発起人である澤田さんが、イベントの合間をぬってインタビューに答えてくれた。果たして、開催に至るきっかけは何だったのか?

「もともとすごく音楽が好きだったという流れの中で、毎年テキサスで開催されているSXSWへ2013年3月に行ったのがきっかけです。IT×音楽の融合感、開催場所がテキサスという田舎の中のちょっと都会な場所などを見て、筑波大学でやりたいという気持ちが高まりました」

SXSWは、毎年アメリカテキサス州オースティン市で行われる音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント。1987年、学生が町おこしのための音楽祭として開催するために創設された。2007年には、SXSWインタラクティブフェスティバルにおいて、「twitter」がブログ関連の賞を受賞し、当フェスティバルが世界的な規模で注目を集めることになった。


あらゆる人が賛同してくれたことで実現できた

実現するまでに、どのようなキーマンにプレゼンをしてきたのか。澤田さんが、イベント開催決定までを語ってくれた。

「まず、昨年度のTCC(筑波クリエイティブキャンプ)において、筑波大学OBであるC CHANNELの森川社長に自分の企画プランを発表しました。更に、J-WAVEへ別件で訪問した際、新番組「INNOVATION WORLD」との連携企画として、私が構想していたようなSXSWをモデルとした産学連携イベントを実施したいという相談を事業企画室長の小向さんよりいただきました。再び、森川社長にお話をしたところ前向きな検討を得られたこともあって、学長へのプレゼンをトライしてみることになりました。そして最後に学長へプレゼンを行い(※1)承認を得ました」

イベント実施決定に至るまでの自分自身のポジショニング、そして誰を巻き込んでいくことで実施可能となるかの理解と決裁におけるヒエラルキーの把握。初めての試みであるにも関わらず、状況把握力と理論展開力が逸脱していることが分かる。


ビッグデータの活用で、日本の音楽業界を変えていきたい

最後に、澤田さんがIT×音楽に関してどのような世界を描いているのかについて聞いた。

「今の日本の音楽業界は、人の感覚や勘などに頼っているような部分が多いと感じています。私はデータサイエンスを専攻しているのですが、ビッグデータを音楽業界のマーケティングへ活用出来たら、もっと業界がハッピーに変わるように考えています。例えば、一つの音源に関して感覚上ではターゲットではないと考えていた人が、趣味趣向のあらゆるデータ分析によって実はターゲットだった。というようなことなどです」

澤田さんは、将来データサイエンティストとして音楽業界に身を投じたいと考えている。今回の取組みを見るにつけ、壁を突破するための思考力と行動力が、何かを成し遂げてくれそうなことを強く感じた。


(※1)学長へのプレゼン資料を初公開

ここでは、ポイントとなる3つの資料を掲載する。資料全体を通して伝わってくるのは、「俯瞰力」の高さである。社会的ニーズをもとに、大学という研究機関としてどうするべきか、また企業とどう関わることでニーズを満たせるかなど、それぞれのミッションと出来ることが、高い視点から分かりやすく整理されていることが分かる。


1.経緯  ⇒  2.企画概要  ⇒  3. SXSWとは? ⇒  4.企画を実施する意義  ⇒  5.背景・社会的ニーズ ⇒  6.ステークホルダーのニーズ



4.企画を実施する意義



5.背景・社会的ニーズ



6.ステークホルダーのニーズ


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Music Producer, MC, DJ (m-flo, TERIYAKI BOYZ®, PKCZ®)Creative Director (AMBUSH®)m-floでの活動の他、超豪華ラップグループ TERIYAKI BOYZ® 、新たにスタートしたクリエイティブユニット PKCZ® のメンバーとしても知られ、独自のコネクションを活かし数多くのアーティストとコラボレーション。 Pharrell、Kanye West、AFROJACK など海外のアーティストとも交流が深い。近年はDJとしても飛躍を遂げ、そのスタイルはファッション界からの注目も熱い。デザイナーのYOONと共に2008年にスタートしたアクセサリーブランド “AMBUSH®” ではクリエイティブディレクションを手掛け、これまでに Louis Vuitton(Kim Jones)、SACAI、A Bathing Ape® など、錚々たるブランドともコラボレーション作品を発表している。


左:松竹株式会社 取締役副社長 細田氏/右:松竹株式会社 常務取締役 岡崎氏

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